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執事雲雀(完)
予想はしてた


…結果的に、私と雲雀はキスしてしまった訳だけど。




「ちとせ」

そういって重ねられる唇。

「…ん」

甘んじて私はそれを受け入れた。



学校の校門前、車内にて、スモークのかかった窓を気にしながら、私は執事とキスなんてしてるんだ…。


なんていうんだろう、

罪悪感?
……背徳的?



そんな感じが(するようなしないような)………。


そんなことを朝から考えて、私は彼に見送られる。

「いってらっしゃい」

にこ、…最近雲雀は機嫌がよろしい。


「いってきますっ」


私もそれに応じて機嫌がよろしい。

というかそうならざる負えないというか。



…どちらにせよ、



「ちとせ、」


「ちとせ…」


「ちとせ」



………………。


いかがなものか。

名前を呼ばれる度に唇を塞がれ、しかも、
一時間と置かずに名前を呼んでくるのだ。(学校の日はまだいい、問題は休日だ。)



…………………。

機嫌はよろしいが、心臓的にはよろしくない。



何ていったって、雲雀は………うん、何ていうかさ。


容姿端麗?…だよね。


…………………。


あ゙あああー

つまりは格好いいって事ですよ!

格好いいんです、色白だし黒髪キレイし目とかヤバイでしょ!(あれ、あの切れ長で鋭い目に見つめられて、トキメかない婦女子っているの!?)



こちとら雲雀の前で、心臓のバクバク鎮めるので必死だよ!


当の本人は当の本人で、至極ご満悦なことで……。
(時々運が悪いと、キスした後に照れてはにかんだりなんかしちゃったりして)


……………ね、

身体に悪いでしょ。

人間って一生に、心臓が動く回数決まってるらしいし………。


「…雲雀のキス魔」


とりあえず身の安全を確保しようと努めた。


「…なに。」

むぅ、とやはり気に食わなかった様子。

そりゃそうなるわ。

いきなりキス魔、って私でも不機嫌になるよ。

でも、

……でもね、

雲雀の場合は事実だから。

私の健康のために、ちょっとは控えよう?


「やだよ」


いや即答はやめてよ、私のためだってば、もう。


ちょっと控えよう、というのも、私にしてはかなり譲歩した結果。


本当ならキス自体、ほっぺチューの時代に戻してやりたい。(つまりはキスするなって事で、)


「そんなの、慣れでしょ」


(雲雀のセリフに、つい自分の身を案じた。)




「大丈夫。そんなこと気にならないくらい、キスしてあげるから」


「…それ、」


全然大丈夫じゃないでしょ!

拷問だよ!



続けようとしたセリフは、雲雀の唇に止められてしまって。


「…ちとせとキスするの、
僕好きかも」


ペロリと舐められた唇に、頬が逆上せる。



ドクドクどくどく……


心臓、反対に止まるかも…………。


なんて、ね。
本気で考えちゃったりなんかしちゃったりして。




とりあえずは、雲雀のことを叩いておいた。

……



僕だって、おんなじ。




continue………

はーい、久々でしたねぇ執事雲雀はヽ(´▽`)/♪

なんていうんですかね、
こういう一貫性の無さ!

国語が苦手だと、こんな悲惨な結果に陥ってしまいます。

あああああー

文章力食いてぇー

あ違った

文章力欲しいー


ではまた次回!

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