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小説(長編)
ボーリング大会♪(後編)
小鳥
「はい、それではルール説明します。
各チーム1ゲームしてもらい、合計スコアの高いチームが優勝です」
伊織
「わかりやすくて、いいじゃない」
小鳥
「それでは、ボーリング大会開始です」


春香
「ねぇ、ほんとに私が最初に投げていいの?」
律子
「いまさら、そんな事言わない」
春香
「うう〜でも〜」
律子
「でももデマもないの。春香が『最初に投げたーい!』って、言ったじゃない。
だから、行ってきなさい」
春香
「わ、わかりました。私、頑張って行きます。
よっと、とと、ふう。よしっ!
行きます…それっ!」
パコーンッ!
春香
「うぅ、3本、残りました」
律子
「よいよい。スペア狙っていこう」
春香
「はい!
行きますよー、それっ!」

ガンッ!

春香
「……」
律子
「まぁ、そんな時もあるわよ。
次は頑張りなさいよ」
雪歩
「は、春香ちゃん頑張って」

一方、その頃、千早達は

「すごいじゃん、千早。スペアを取るなんて」
千早
「ぐ、偶然です。たまたま、当たっただけです」

「よーし、ボクも負けてられないぞ。
行くぞ…それっ!」
パコーン!!

「へへっ、やーりぃ♪ストライク」
あずさ
「まあ、真ちゃん凄いわね〜」
律子
「何ですって!
思ったよりやるわね。雪歩、次は何がなんでもストライク取りなさい!」
雪歩
「え〜、む、無理ですぅ」
律子
「いいからっ!」

あずさ
「あらあら、真ちゃんに影響されて張り切ってますね〜」

「そんな、のんきに言ってる場合じゃないですよ、あずささん」


P
「おりゃ」
カコーッン♪
P
「よしっ!」
やよい
「プロデューサー、すごいですー。ハイ、ターッチ!」
パンッ!
亜美
「兄ちゃんスゴーイ!」
真美
「2回連続でストライクだぁ!」
P
「二人とも、俺の腕に、ぶら下がるな」
亜美真美
「エーッ!なんでー?」
くるくる
P
「って、言うか回るなー」
伊織
「とても、嬉しそうに見えるんだけど…」
やよい
「誰がですか?」
伊織
「プロデューサーよ」
やよい
「あ、なるほど〜」
伊織
「さて、向こうは放置しといて、投げるわよ」
やよい
「伊織ちゃん、頑張ってー」
伊織
「とぉりやぁ」
パコン
伊織
「キィー、なんで4本、残るのよ!」
やよい
「い、伊織ちゃん。落ち着いて下さいです」
伊織
「はっ、私としたことが、
スペア取ってやるんだから!」
パコン
伊織
「どーよ☆この私がちょっと本気を出せばスぺアなんてちょろいわ。ニヒヒ♪」


小鳥
「第6フレームが終わって、現在トップは…プロデューサーさんチームです」
社長
「そろそろ、本気で行くかね」
春香
「そ、それは…」
律子
「マイボールにマイシューズ、そしてマイグローブまで…
社長の事がますます分からなくなったわ」


小鳥
「社長チームが追い上げて来ました!
さぁ、勝負の行方は最終フレームで決まります!」
社長
「なかなかやるではないかP君」
P
「社長こそ」
社長
「これで、決着だ」
パコーン
P
「なっ!?
負けてられるか!」
パコーン
社長
「なかなか、やるではないか」
パコーン
P
「いやー、社長ほどではないですよ」
カコーン
P
「しまった!」
社長
「私の勝ちは決まったようなもんだな」
パコーン
小鳥
「ここで、社長チームの優勝が決まりました」
春香
「優勝ですよ、雪歩、律子さん」
律子
「優勝は嬉しいんだけど、謎が増えたわね」
雪歩
「謎…ですか?」
律子
「そっ。調べる気はないけどね」


伊織
「あんた、なんであそこでストライク取らなかったのよ!!」
P
「ゴメン…」
伊織
「べ、別にいいわよ。それよりタオル、持ってきてちょうだい。それからオレンジジュースも忘れずにお願い」
P
「はいはい」



「終わったね」
千早
「そうね。たまにはこういう日もあってもいいかも」



数日後
小鳥
「社長、少し無茶しましたね。
はい、これで終わりです」
社長
「すまないな」
小鳥
「いきなり、『シップをはってくれ』なんてビックリしましたよ」
社長
「久々に熱くなってしまったようだ。
さて、次はどんな内容にしようか」
小鳥
「また、するんですか…」

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