.。†蒼明の欠片†。.
刻印
なんだかんだで鍛冶屋に到着…
「おじちゃん防具できた〜??」
「おっ、リーナちゃんにハイネか。防具なら出来てるぞ」
鍛冶屋の親方は親切で気前がよくハイネ達はここの常連だ。
「リーナは全身クックシリーズでハイネは全身クックDシリーズだな」
「親方いつもありがとう」
ハイネの素直なお礼。
「ズルいよね、ハイネのやつ。たまたまイャンクックの異常発生で亜種倒したからってさ…どうせ、あたしはメラルーに調合書奪われて…ヒック…ひたすら格闘していた哀れな女よ…ウウッ」
なんか、涙目ですけど…ハイネは思う。
「わかった、わかった。今日はまけとくから涙は勘弁な」
「ホントに!?やったね☆」
途端に目を輝かせるリーナにハイネを今日何度目かわからないため息をついた。
出たか…リーナの必殺・泣き落とし
親方かわいそう…
と思っても口に出さないのが弱気なベジタリアン。
リーナは以前怒ってガンナーでもないのにライトボウガンを片手に一丁ずつ持って鬼の形相で襲ってきたことがある。
まさにターミネーターだ。そんな苦い思い出を思い出しただけでハイネは寒気がした。
そして、新しい防具に着替えたリーナは愛用の武器サイクロプスハンマーを腰に装備する。
ハイネも着替え終わって大剣を肩にかけようとする。
「ハイネの武器ってなんか不思議よね」
リーナが呟いた。
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