.。†蒼明の欠片†。.
常夏の島
ここは、エレネ島。
青い空、エメラルドブルーの海、純白の砂浜、どの景色を見ても心が癒される。
だが、雨期にはガノトトスが頻繁に出ることで有名だ。
海の海岸沿いの商店街を歩く少年と少女。
濃い茶髪に濃い緑の目をした少年、ハイネ・S・フリーゼルは欠伸をした。
「あんたしっかりしなさいよ」
バシッと強烈な一撃をハイネはくらった。
「あべし!!」変な声を出しながらハイネは叩いてきた少女、リーナ・アレスを見つめた。
「明日はハンターの本拠地ミナガルデに出発でしょ。
準備整えなさい!!この貧血男!!」
「 でも肌が白いのはリーナも一緒だろ。それに僕は貧血じゃない、単なるベジタリアンだし」
「うっせぇよ、ベジ〇タ!!」
「いやいや、サ〇ヤ人でもないから!
ましてや、ドラゴン〇ールなんて探し求めてないから!!」
ハイネがツッコミを入れる。
だが実際、二人とも比較的温暖な環境のエレネ島に似合わず肌が白い。
さらにハイネはベジタリアンという意外な事実…
「バカはほうって置いて、まずは鍛冶屋に新しい防具取りに行かなきゃ」
ハイネの抗議を軽くスルーしリーナはそう行って歩き出した。
「僕って主人公じゃなかったっけ…」
ハイネは意味不明なことを嘆きながらリーナのあとについていった。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!