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.。†蒼明の欠片†。.
今を生きる
「すいません、お待たせしマシタ〜」


アルがやっと戻ってきた


「う〜、疲れた〜、早くいこ〜よ〜」


リーナが唸っている。


「マスターには何て言われたの?」


ハイネが尋ねた。


「いやぁ、足引っ張らないように気をつけろって釘刺されマシタよ」


アルが苦笑い。


「そっか、一緒にがんばろうね」


「もちろんデス。さて、部屋に行きマスカ。」





―――――――


「って、何であんた達があたしの部屋にいるのよ」


ゲストハウスにてリーナは疑問を訴えた。


「同じパーティーなんデスし、同じ部屋にしてもらうように言いマシタ。それに宿泊代節約デス」



「嫌よ!!!何で野獣二匹と同じ部屋にいなきゃいけないのよ!」


「大丈夫デス。ハイネ君と違って襲ったりなんてしないデスから」



「いや、襲わねぇし!!それに野獣でもな…」



「来んな!汚らわしい!!」



リーナがハイネをひっぱたく。



「えぇぇ!?ひどくないっすか!??ってかアルはどうなのさ!?」


ハイネは頭を押さえながらうめく。



そんな二人を見て、アルはにんまり。



「この前は人の布団に潜り込んできたくせに」


「え〜、何デスカ〜?お熱いデスネ〜」


しまった………!!

だが時すでに遅し...


「私が起きている間はムフフは我慢して下さいネ」


「なっ、違うわよ!!寝ぼけてただけなんだから」



「顔真っ赤で言われても説得力ないデスヨ〜」



「……………!!!」



その後二時間、この話題が続いたらしい…


こんな僕達で大丈夫なんだろうか……?


「まっ、なるようになるさ」


ハイネは一言呟いた。











そして僕らの運命は動きだした―――







時計の歯車が回るように....







パズルのピースが埋まっていくように...






未来は誰も知ることが出来ない



誰も――






だから、今この瞬間をただ駆け抜けていくしかないんだ―――






たとえ、どんな結末が待っていようと――








僕は歩き出す―――


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あきゅろす。
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