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.。†蒼明の欠片†。.
現れし青き翼2
依然として二人はエリア9の湖の近くで戦っていた。



少しずつだがハイネ達はダメージを与えていた。



「リーナ、閃光玉!!」



「了解よ」



ズシャァァン!



閃光玉によって物凄い爆裂音とともに視界を奪われたイャンクックはただ闇雲に暴れるしかなかった。



その隙にどんどん攻撃を加えていく。



闇雲にするイャンクックの攻撃など避けるのは容易い。



「オラァァァァ!」


ハイネの大剣がイャンクックの耳をズタズタに切り裂く。




そこでようやくイャンクックが視力を取り戻した。




「グエェェェ」




息を乱しながらもイャンクックはすかさず突進する。



避けることはできたのだが、最初通った一本道に二人とも追いやられてしまった。




ヤバい……!!




そう直感したのか一本道を一心不乱に走って出口に向かう。



突進されたら命はないだろう。



幸い、奴は突進せずに相手に突っつきをくらわせようとジャンプしながら追ってくるだけだった。



一本道の後半にさしかかった頃、何かが現れた。



「何やら騒がしいデスねぇ………のんびり採集もできやしない」



昆虫の採集ポイントがある横穴から何故か男が出てきたのだ。



だが、その男も敵とみなしたイャンクックはブレスを吐きかける。


「危ない!!!」


ハイネがかばおうとする。









ドゴォォォォォォォン!!

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