死にたがりやの少女
*
夢を見る。
心が温かい…
側に温もりを感じるから?
久しぶりの温かさ
忘れていた温もり
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泣き疲れたのか倒れ込む少女を急いで抱き締める。
青白い顔
透け通るような肌
ベットに横たわらせる。
真っ黒い髪に指を絡ませる。
こんなにもこの少女に執着するなんて自分でも信じられない。
だけどこれは事実で、今もこの少女に寄り添っている。
コンコンッ
「白蘭さん、会議の時間です。」
「……分かった。今行―」
「…?…どうかしましたか?」
「…いや。何でもない。」
少女が会議に行こうとした俺の服を掴む。
寝ているところを見ると無意識なのだろう。
頬が緩む。
でも今日はボンゴレを倒す、大切な日の為の会議だ。名残惜しさを感じるが、自分が出席しなければ意味がない。
「……行って来るよ…」
少女の額にキスをし、その場をさる。
会議に向かう途中の人気もない廊下。
「…愛…か。」
自分の少女への感情。
口に出して呟いてみる。
彼女に愛していると囁けばどうなるのだろう。
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