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銀魂
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『夏風邪がただ今大流行しております。
しっかり手洗いうがいをして予防をしましょう』

「へー夏風邪が大流行…」

テレビを見ていた蛍はふと部屋に集まっている隊士達を見た。

「さすが男所帯……誰も夏風邪引かないなんてね」

真選組隊士達には夏風邪を引いた人は誰一人いなかった。

「おい蛍、今から警備の配置を決める。
テレビ消せ」

「はいよートシさん」

土方の指示でテレビを消す蛍。

「よし、じゃあ始めるぞ」

土方は紙と筆を出すと陣形を書いて説明してゆく。

「以上だ。
何か質問のあるやつはいるか?」

「はいはーい。
僕はどこにいたらいいの?
表?裏?」

「蛍はとっつぁんと一緒に中だ」

近藤が土方より先に答えた。

「片栗虎と?
久しぶりだなぁ片栗虎に会うの」

そう蛍が喜んでいると…

「警視庁長官を呼び捨てだぜ。
何様のつもりだよ。
この間ちょっと青森呉服店の立て篭もりを解決したからっていい気になってんじゃねーよ」

ぼそりとそんな声が聞こえた。

「誰だ!
今言ったのは!」

土方が立ち上がり隊士達を睨みつける。

「まーまートシさん落ち着いてよ」

「お前っ!
自分のことを言われたんだぞ!?
腹立たないのか!?」

土方が蛍に向かって言った。

「もうそうゆうこと言われるの慣れたし。
それに僕は陰でこそこそしてるようなやつなんか相手にしてないし。
陰でこそこそする暇があったら…」

そこまで蛍はニコニコと笑っていた。

「直接僕に言いに来いよ」

笑顔は消え尋常じゃない殺気を放つ蛍。



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あきゅろす。
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