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銀魂
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「えー今日は山南の親睦会とゆーことで無礼講だァ!!」

近藤のその言葉を聞いて隊士達はカンパーイ!と言って酒の入ったコップを軽くぶつけ合った。
真選組は今日、とある飲み屋に来ていて座敷で蛍の親睦会を開いていた。


「今さら僕の親睦会って遅くない?」

「しょうがねェだろ。
いろいろドタバタしててする暇がなかったからな。
親睦会と言ってもかなり遅れたがお前の歓迎会だ」

土方がタバコに火をつけながら言った。

「まァ親睦会って言っても歓迎会って言ってもオレは酒が飲めるなら何でもいいですぜィ」

沖田が酒を飲みながら蛍と土方のところへやって来た。

「副局長!
一杯どうですか?」

山崎が酒を持って来る。

「ん、悪ィ貰おう」

土方は山崎に自分のコップを差し出す。

「あれ?
山南副局長、全然飲んでませんね」

山崎は今だ空の蛍のコップを見て言った。

「僕、酒嫌いなんだ。
苦いし気持ち悪いし」

「そー言わずに一杯飲んでみろよ!
主役のお前が飲まなくて誰が飲む」

側にいた近藤が蛍のコップを取り酒を注いだ。

「いや本当嫌いなんだよ」

近藤の注いだ酒を全く飲もうとしない蛍。

「近藤さんが言ってんだ飲みなせィ」

沖田が無理矢理蛍の口の中に酒を流し込んだ。
上下する蛍の首筋。

「酒の味はどうだ?」

「………ぞ」

近藤の質問に蛍は答えたのか凄く小さな声で言った。

「王様ゲームすっぞ!」

蛍は割り箸を持って叫んだ。
目が点になる4人。

「こんな男ばっかでやったって面白くないでしょ!?」

山崎がなんとか蛍にツッコミを入れた。

「ウッセー!
副局長命令じゃあ!!」

「「「「まさかの職権乱用!!?」」」」


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