銀魂 7n 銀時が顎をしゃくると神楽も顎をしゃくった。 神楽が顎をしゃくるのを見ると九兵衞も顎をしゃくった。 「フガフガフゴ」 眼鏡をかけたハイレグ姿の女にいたっては顎をしゃくりはしなかったが口に何かをはめているため何を喋っているかがわからない。 「えっ…? まさか……!」 蛍はハイレグ姿の女に近づいて顔をよく見た。 「やっぱり! さっちゃんでしょ!?」 「フガ? フガフガ!?」 「そうだよ! 蛍だよ!」 「フガフガ〜」 「本当久しぶり〜」 なぜか話が通じてる蛍に一同ア然。 「蛍、このメス豚と知り合いかぃ?」 沖田が指差し聞いた。 「知り合いも何も昔お世話になった人だもん!」 「フガフガ」 ハイレグ姿の女は猿飛あやめといい凄腕のくの一なのだ。 そんな彼女と蛍の出会いはまた別の話。 「よし、じゃあ皆配置につけ!」 近藤の掛け声で真選組隊士達は位置につきに店から出て行った。 「上様をお守りしろー!」 隊士達のその言葉に銀時と新八は固まった。 「上様ってあの上様!?」 「ヤベーぞ新八! 俺達ヘマなんかしたら首が跳ぶぞ!」 焦る二人。 「待て、もしかしたら違うかもしんねぇ…」 「そうですね」 「残念ながらホンモノの上様だよ。 征夷大将軍、徳川 茂茂様」 「マジかァァアア! ヤベーぞ!! って…ん?」 銀時は自分と新八以外の声が聞こえたのに気づき見ると… 「やっぱ銀さん達じゃん」 ニヤリと笑う蛍がいた。 「で? 何で銀さん達が女装してキャバ嬢になってんの? 何でバスタオル姿なの?」 銀時は辺りを見回して誰もいないことを確認するした。 [*前へ][次へ#] [戻る] |