BLEACH 4n 「……黒崎一護」 「一護じゃの! よろしくな♪」 社はニカッと笑った。 「……なぁ社…さん?」 「さんなんかつけんでいいぞ。 ワシそんな偉くないしの」 「じゃあ社、あんた……幽霊とか見たことあるか…?」 「幽霊? あるぞ」 社の発言にルキアと一護の体制が前のめりになった。 「知り合いから心霊写真を見せてもらっての〜。 白いモヤがハッキリ人の顔をしちょったの!」 「イヤ…俺が聞きたいのはその……心霊写真で見たんじゃなくて……生で幽霊を見たことあるか?」 「……」 黙って一護を見る社。 「……」 一護も黙って社を見る。 「……幽霊のゥ…アレが幽霊だったのかはたまた人だったのかよーわからんのじゃ」 「どっどんな感じの!?」 「耳貸してみ」 一護は素直に社の言葉に従い耳を社に向けた。 「実はな……」 一護は自分の心音がよく聞こえる状態になっていた。 「フー」 「うわっ!!」 社は一護の耳に息を吹きかけた。 「何すんだ!」 「イヤーすまんすまん。 ちょっとした冗談じゃ」 一護の反応に大爆笑の社。 「もういい! 帰る!!」 一護は怒って帰って行った。 「待て一護!」 ルキアも急いで後を追った。 「やれやれせっかちな奴じゃのゥ……」 社は去って行く2人を目を細めて見ていた。 [*前へ] [戻る] |