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BLEACH
3n

「急にキレてどうしたんじゃ坊ちゃん」

「お前のせいだ!
お前のっ!!

しかも坊ちゃん隊長から坊ちゃんに戻ってんじゃねぇか!!」

また机を叩く冬獅郎。

「バンバン机叩いて机が傷まんか?」

「机が傷むのは間違いなくお前のせいだ!」

冬獅郎はバンバンと机を叩く。

「ちょっと隊長ー。
さっきからうるさいですよ」

隊長室のソファからむくりと起き上がったのは10番隊副隊長の松本乱菊だった。

「ってあれ?
誰かお客さんですか?」

「客じゃねぇよ。
この前6番隊第三席になった吉樹社だ」

冬獅郎は社を指差しながら言った。

「吉樹社!?」

乱菊はソファから勢いよく立ち上がった。

「やだっ!
私ったら髪、ボサボサじゃないっ!!」

乱菊は髪を手櫛で整えながら社に近づき…

「お会いできて光栄です」

頭を深々と下げた。

「あー…その頭下げとるとこ悪いんじゃがどちらさんかの?」

「10番隊副隊長、松本乱菊と申します」

乱菊は頭を下げたまま言った。

「…頭をあげてくれんかの?
ワシは第三席じゃから普通にしてもらえんかの?」

「あっえっと…ごめんなさい。
私、女性でありながら最強と讃えられた貴女を尊敬しているのでつい……」



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