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BLEACH
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ガッ


白哉の裾を掴んだ。

「…もう死んでるだの…誰ソレに似てるだの…。
俺のいねー間に勝手にハナシ進めてんじゃねーよ…!」

「生きておったか…」

『ですがあの時朽木様が刺した場所は…』

「ああ…安心はできんな」

かつがつ生きていた一護を見て社と日夜が話す。

「…そうか…。

余程その腕、いらぬと見える」

白哉の目の色が変わった。

「ちっ!
何であやつはああも好戦的なんじゃ!」

社が一護を助けに入ろうとしたとき、


ドッ


ルキアが一護の手を蹴った。

「な…何するんだル…」

一護がルキアを見上げる。

「…人間の分際で…兄様の裾を掴むとは何事か!

身の程を知れ!
小僧!」

ルキアが一護を睨みつけて言った。

「…な…?」

「参りましょう兄様!
今のこやつの行動でこの朽木ルキア目が覚めました!

どうぞ私をソウル・ソサエティへとお連れ下さい!
慎んで我が身の罪を償いましょう!」

ルキアが白哉に向かって言った。

「ま…てコラ…何言ってんだよルキア…てめえ…ッ」

一護がルキアに近づこうと地面をはう。

そんな一護の背中に恋次が足を置いた。

「往生際の悪ィ野郎だな。
ジタバタしてねーでてめーはここで大人しくしねよ」


ガッ


「お行儀の悪いやつじゃのゥ…。
人を踏むなど……。

それに最後ぐらい好きにさせたらええじゃろう」

社が恋次の足を蹴って退かせた。

「……この者にはわざわざ止めを刺すこともありますまい。
捨て置いてもいずれこのまま息絶えましょう。

参りましょう兄様」

「…待てよルキア!
何のジョークだよ…!

こっち見ろよオイッ!」

一護がまたルキアに近づこうとした。

が……

「動くな!!

…そこを一歩でも動いてみろ…!
私を追ってなど来てみろ……

私は貴様を絶対に許さぬ…!」

ルキアは目に涙を浮かべ言い放った。

「いずれ死ぬ命そこに伏して一瞬でも永らえるがいい」

ルキアの涙に連動してか空から雨が降ってきた。



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あきゅろす。
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