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BLEACH
5n

『社様』

「なんじゃ日夜」

夜、社はビルの屋上のフェンスに座っていた。

『一護様達の記憶を消して…よろしかったのですか?』

「ワシの記憶を消しただけじゃ。
特に日常生活に支障は出んじゃろう」

『私が言いたいのはそういう意味ではありません』

「では何と言うのか?」

『一護様達の記憶を消して社様は寂しくありませんか?』

日夜に言われて口をつぐむ社。

「しかたないじゃろう。きっとワシはソウル・ソサエティに連れ戻されるじゃろう。
そして二度とこの空座町へは戻って来られん。

ワシのせいで一護達を悲しませとうないんじゃよ」

『私は一護様達が悲しもうがなんだろうが別にいいんです。
ただ……貴女が悲しそうな表情を見るのが1番辛いんです』

「……日夜」


ピクッ


「ルキア……?」

『どうなさいましたか?』

「ルキアが危ない!」

社は立ち上がると駆け出した。


……目にも止まらぬ速さで……。











少し時間を巻き戻すとルキアが夜の町を走っていた。

「――私は―…。
少し…こちらの世界に長く関わりすぎたのか…」

ルキアは深く悩んでいた。

「イィエーッス!!
わかってんじゃねぇか!」

ルキアの上から響く声。

「まァ言い方変えりゃこうして現世(コッチ)に長居したおかげでてめェはちっとばかし長生きできたってコトだがな!
ルキア!!」

真っ赤な髪を後ろでまとめゴーグル型のサングラスをし、眉には入れ墨をし、死神の姿をした男が電柱に立っていた。

「…貴様…。
恋次…!
阿散井 恋次か…!?」

どうやらこの男は阿散井恋次というらしい。

恋次はルキアに攻撃を仕掛けた。

が…わざと外した。



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