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BLEACH
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「まったくもって信じ難(がた)し!!
自分たちが何をしたかわかってるのかお前ら!?」

職員室に呼び出された一護達は体育教師鍵根によって説教をくらっていた。

理由は……

「これを見ろ!!」

鍵根がリモコンのスイッチをいれるとスクリーンに映し出されたのは警備員に取り押さえられている一護だった。

「昨日我が町で撮影された生放送のTV番組で全国に流れた映像だ!!
全・国・に!!
どうだ?
黒崎これ見て何か言うことはないか?
んん?」

一護に詰め寄る鍵根。

「…俺によく似てますね」

「正真正銘お前だばかもの!!」

鍵根は一護の胸倉を掴んだ。

「生き別れの双子の兄です。
まさかこんな形で再会することになろうとは思いもよらない」

「お前…本気で教師をなめとるようだな…」

表情を変えずに鍵根に言った一護に腹立てる鍵根。

「この映像が流れたことでお前がどれほど我が校の恥をさらしたかわかって…」

「鍵根先生」

黙っていた有沢たつき(織姫の友達で最強の空手少女)が手を挙げて鍵根を呼んだ。

「何だ有沢」

「黒崎君や朽木さんはTVに映ってたからここに呼ばれたのはわかりますけどあたしと井上さんは呼ばれる理由ないと思います!」

たつきは腰に手を当てながら鍵根に向かって言った。

「だっておまえらも一緒にいたんだろ?」

「たまたまです!
あたし達は行く途中で彼らにさそわれた朽木さんと会っただけで無関係です!」

はっきりと断言したたつき。

「うそだあ!
オレ井上さんと有沢もさそったじゃん!!」

ずるいぞ!!
とたつきに向かって叫んだのは浅野ケイゴ(一護の友達でいろいろと可哀相な少年)。

「信用しないでください彼は妄想癖があるので」

「たつき…てめぇ自分達だけ助かろうってのか…」

一護がたつきにそう言うとたつきは一護にあっかんべーをする。

「そういうわけなんであたし達は教室に戻らせてもらいます!
行くよ織姫!」

職員室の扉を開けながらたつきはそう言った。
たつきの後ろでは織姫が一礼をしてついていく。

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あきゅろす。
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