BLEACH 3n 社は石田をよく見た。 (こやつは父親によー似とるの) 「何ですか? 人の顔を見て…」 「いや別に。 聞かせてもらえるかの。 おぬしが死神を憎む理由を……」 社の言葉に石田が反応する。 「……まァおぬしが言いたくないのなら言わんでえぇがの」 社は石田の背中をポンッと軽く叩くとどこか歩き始めた。 「どこへ?」 「帰るんじゃ。 もともとこの時間帯は寝ちょるしの」 ひらひらと石田に手を振り社は帰った。 調度その時病院の屋上では一護が虚を倒し終えていた。 「虚の気配が消えたか…」 社はそう呟くとフッと笑った。 一護。 おぬしがこの地を護れ。 おぬしにはその力がある。 「吉樹社…彼女は一体……?」 石田が社の去って行った方を眺めていた。 「社…」 一護もまた屋上で先程から感じていた違和感を考えていた。 「…あんたは何者なんだ」 [*前へ] [戻る] |