蒼穹綺譚
6
「イザーク!僕は春華と行くからね。あと、しばらく帰らないから。」
「わかりました。用事があったら連絡しますよ。」
物分かりの良い保護者だ……。
口には出さないが…私的な見解。
『迎えに』じゃなくて『一緒に』なのね…。
しかも、家出ですか?
人形使い殿。
帰らないって……
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まぁ、何はともあれ無事にアレは提出し、喜んだ局長から調査期間として一ヶ月の外出許可が出た。
余談だが、異端審問局員として働いていた方が楽だった…と後に思うのだった。
毎日、朝から晩まで離れないディートとの情報収集、もとい生活は何かと大変なのだよ…。
やたらと目立つから。
END
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