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蒼穹綺譚
6



「イザーク!僕は春華と行くからね。あと、しばらく帰らないから。」


「わかりました。用事があったら連絡しますよ。」



物分かりの良い保護者だ……。


口には出さないが…私的な見解。


『迎えに』じゃなくて『一緒に』なのね…。


しかも、家出ですか?


人形使い殿。


帰らないって……




--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--



まぁ、何はともあれ無事にアレは提出し、喜んだ局長から調査期間として一ヶ月の外出許可が出た。




余談だが、異端審問局員として働いていた方が楽だった…と後に思うのだった。



毎日、朝から晩まで離れないディートとの情報収集、もとい生活は何かと大変なのだよ…。




やたらと目立つから。






END



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