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蒼穹綺譚




歪んだ僕の愛は



捻れた想いで



汚れなき乙女を



憎しみに染めた



「はじめて、名前を呼んでくれたね。…僕は君を愛してる。だから、貰うね。」



哀しげに、けれども今までで一番美しく微笑んだ君。


崩れ落ち、僕の腕に納まった君の身体。



「あれ…?おかしいな…。君を手に入れたのに…」



君を手に入れられて嬉しいのに、僕の目からは、一筋の涙が零れ落ちた。



「なんでこんなに哀しいんだろうね…?…春華…」




けれど…




僕は他の愛を知らない





end

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