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蒼穹綺譚
2



…頼んだ理由…


ディートリッヒのが早い気がしたから。と、面倒だったから。



「人形使い、春華はかまって欲しいみたいですよ?なんなら、私が代わりにお相手しましょうか?」



魔術師は、くつくつ嗤いながら言う。


前半はディートリッヒに、後半は私に。


不気味だってば…。



「だめだよイザーク。春華は僕のなんだから。…というか春華。今は君が持ち込んだコレを処理してるんだけど?」


「うん。感謝してるよ?ディートは早いし正確だし。でも、あまり完璧にしないでね?」



先に言うのを忘れていた事を改めて付け足す。







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