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ギアスnovel
君の笑顔は俺のもの(ルルシャリ)


「ルルー! 早く来ないと置いてっちゃうよー!」
「はぁ……はぁ……っシャーリーのやつ」


久しぶりに休日デートに誘ってみたはいいもののシャーリーはどんどん先に走っていく。
俺の体力の有無など関係無しに少し走っては後ろを振り向いての繰り返し。その時の笑顔が可愛いなんて絶対声には出せないが。


「そんなに……先に行く、なよ……」


息も切れ切れに呼びかけるとシャーリーは「だって久しぶりなんだもん」と言って笑顔の甘さを増すのだった。
ったく。もう少しゆっくり歩いてくれれば……と思った矢先に俺の手は小さな両手に包み込まれていた。


「シャーリー?」
「仕方ないからこれで我慢してあげる」
「え…………ってこれ恋人繋ぎじゃないか!」
「うん♪ だってルルいっつもこの繋ぎ方恥ずかしがるんだもん。今日くらいいいでしょ?」
「でも……人多いし」
「じゃあまた先に行くよ?」
「う……それは……」
「よし、決まりだね♪」


シャーリーは俺の指の間に自分の指を絡めてきた。
いつもなら恥ずかしくて断るが今日は久しぶりのデートだし付き合ってやるか。

(そのかわり、君の笑顔は俺のもの――)







あとがき
シャーリーが笑顔だとルルも幸せ。
この2人はほのぼのショッピングしててほしいです!でもルルはすぐ体力なくなったら可愛いなぁなんて。

091005

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あきゅろす。
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