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ひぐらし*うみねこnovel
ねーねー(詩ぃ沙都)

「ねーねー」

私がそう呼ぶと詩音さんは振り向いた。
詩音さんは

「どうしましたか? 沙都子」

と優しい笑みを向けてくる。
私の大好きなにーにーととてもよく似ていた。
ふわりと包み込むように優しい声。あたたかい笑顔。
頭を撫でてくれるその手。
にーにーといる時と変わらないこの居心地。

「詩音さんが本当のねーねーでしたら良かったのに」

思わずぽつりとこぼしてしまった。

「えっ」

詩音さんは驚いて目を見開いていた。やっぱりそうなんだ。
いざこうして現実をつきつけられると誰だって戸惑う。
だからこの言葉は言いたくなかったのに。
ずっと、封印していたのに。

「沙都子」

思わず肩が震えてしまった。

「何言ってるんですか、今さら。私はずっと沙都子のねーねーのつもりですよ。いつだって、本当のねーねーです」

え。

「それとも、沙都子にとっては違いましたか?」

そんな不安そうな声で言わないで。
勘違いしてもいいの……?

「ねーねー……」

気持ちが伝わるようにぎゅっと抱きしめた。
つよくつよく――。

私のねーねーと言ってくれてありがとう。





後書き
沙都子のねーねー呼びがだいすきです。
いつだってこの2人は私の中では姉妹です、もちろんそこに魅ぃちゃんも加わっていちゃいちゃしててほしい(´∀`*)←
悟史くんはむぅって言いながらその光景を眺めてるんだ。

090514

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あきゅろす。
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