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ひぐらし*うみねこnovel
君の寝顔(圭梨)


「みぃ、ちょっと暑いので木の下で休んでくるのですよ」


梨花ちゃんは外で部活をしている最中にそう言って広い日陰が出来ているこの近くで1番大きい木の下へ向かっていった。
みんな口々に大丈夫かなぁ、と心配の声を出していて俺も疲れた事だし少し休憩しようと梨花ちゃんの横に腰をおろすことにした。


「圭一、どうしたのですか?」


大きくて丸い瞳を上に向け尋ねられ、俺は自分も少し休もうと思って言い梨花ちゃんの頭を撫でた。


「ここは気持ちがいいのですよー」
「そうだな、風がよくきて休むにはうってつけだぜ」


にぱー☆と笑みを溢しながら髪をなびかせる梨花ちゃんは幼いのにどこか大人びていて、だけど幼さも残した不思議な雰囲気だった。


「思わず寝ちゃいそうなのです」
「だなぁ、欠伸が出てくるぜ、ふあぁ……」


とん、と肩に梨花ちゃんの髪が触れた。驚いて隣を見たが梨花ちゃんはすでに目をつむりすーすーと小さな寝息をたてている。
よっぽど疲れがたまっていたんだろう。
周りから見れば梨花ちゃんが俺の肩にもたれかかっているという風景だ。
後で魅音にでも見られたら当然からかわれそうだしレナはかぁいい〜とかいっておもちかえりしそうだし、沙都子はすぐに俺を梨花ちゃんから引き離しそうだ。
で、正直俺も少し恥ずかしかったけど今はまだこのままでいようと思った。

可愛い寝顔が見られるなら、もう少しこのままでいよう――。







あとがき
梨花ちゃんハピバ!って事でいろんなキャラと絡ませたかったんですが時間が無くて断念しました;
せめて書けた圭ちゃんだけでも!と圭梨です。
ほのぼのした2人が好きです。

090825

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あきゅろす。
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