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ひぐらし*うみねこnovel
今夜は特別(詩魅)

「もう、何で私が詩音と同じ布団で寝なきゃなんないのよー!」

「仕方ないじゃないですか、お姉。なんなら床で寝てもらってもいいんですよ? 私はあったかい布団で寝ますから」

「うぅ……詩音のいじわる」

「知ってます」

言って私の妹は嬉しそうに笑った。
私はもともと泊まる予定で興宮にある詩音の家に遊びに来たのだが忘れてた事が1つ。
詩音は1人暮らしだという事。
つまり布団が詩音の分しか用意されてない。もっと考えれば良かったのに、私のばか!

「今夜は仕方ないです、一緒に寝ましょうね。お姉」

「なんかその言い方えろいよ詩音ー!」

「分かってます」

言って詩音は布団に潜り込み私を手招きした。仕方がないから私は詩音の横に並んで寝る事にする。
恥ずかしいけど床で寝るよりはましだ。

「あはは、お姉が隣にいるとあったかいですね」

「な、何言ってんのさ」

詩音はぴとりと体をくっつけてきた。

「だって、いつも1人なんですよ? 1人暮らしはたまに寂しくなるってものです」

「まぁ、確かにそうかもしれないけど……」

「だから今日は特別です。ねっお姉」

特別か。

「まぁたまにならこうやって2人で寝るのも悪くないかな……」

「もーっお姉大好き!」

「ちょ、詩音暑いってば! 前言撤回ー!」

詩音は私を後ろから抱きしめてくるとその後いくら私が離そうとしても腕は離れなかった。
仕方ないな。

今夜、だけだからね?







あとがき
2人で一緒に寝るのって可愛くないですか…!(何
詩ぃちゃんと魅ぃちゃんが小さい頃はよく一緒に寝てそうです^^*

090724

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あきゅろす。
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