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うさぎちゃんは少しの間、躊躇していたけど、なんとか俺の欲しかった言葉を言ってくれて、恥ずかしそうに顔を伏せた。


やっと聞けたことに口角が上がる。



「よくできました。言った通りちゃんとシテあげる。」



まずは軽くイカせてあげようと、ヒクヒクとうごめく彼女の割れ目に指を添えた。



「ぃやぁ…ちゃんとして…」



指を沈めようと力をこめると、うさぎちゃんが首を横に振る。



「ん?…だから、ちゃんとイカせてあげるって…」



心配しなくても、この後君が泣いちゃうほどイカせてあげるよ。あっ、それとももう挿入れて欲しい?



「…違う…ちゃんと私を見て。」


「…どうしたの?俺はうさぎちゃんのことしか見えないぐらい見てるよ。」



正直、何を言い出すんだと思った。


俺の言葉に彼女はまた頭を振り、もどかしげに口を開く。



「そうじゃなくて…なんて言えばいいのかなぁ…私はちゃんと、さ…晃君が好きだから…えっと…えっと…抱っこして。」



うまく言葉が出てこない!とわたわたとしながら言った言葉が『抱っこ』だった。


………



「ぷっ」



きっとうさぎちゃんは『抱きしめて』と言いたかったのだろう。


だけど、その言葉が出てこなかったのか、恥ずかしくて言えなかったのか?


どっちにしても『抱っこして』は、カワイ過ぎる。



「クスクスクス…」


「な・なんで笑うの…?」



自分でもなにかおかしいと思ったのか情けなさそうな顔で、笑いの止まらない俺に抗議する。



「ぷっ…ククク…ごめん・ごめん…ホントうさぎちゃんのこと好きだなって…クスクス…」


「うぅぅ…さ…晃君…バカにしてるでしょ…」

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