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「へ〜、半田興味津々〜?ガン見じゃ〜ん」

「しょうがないだろ〜、男なんだから興味あるっつうの」

見たいと思ってたけど、自分で買えるもんでもなかったし、ケータイはまだ持ってないし、ネット環境も親の部屋にしかないし、今までのオナニーだってエロいコト考えながらしてただけで、こんなモノなんて見たことなかった。

「中も見る?」

「見るっ、見たいっ!」

くい気味に即答した俺は、期待にかなりテンションを上げながら、マックスがページをめくるのを待った。

「じゃ、一緒に見よ」

マックスが机を俺達の間に持って来ると、そこにエロ本を置いてめくっていった。

「うおっ…すげぇ」

さっきの表紙と同じ女性が身につけていた下着を脱いで脚を開きながらベッドに横たわっている写真。

色白の肌に大きな胸と、その頂上には綺麗なピンク色の乳首。

下半身は…、と言うと残念ながら大事な部分にはモザイク処理がされていてちゃんと見ることは出来ないけど、女性が手を伸ばして弄っているそこがマ〇コだってことは分かる。

実際にマ〇コを見たことなんてまだないけど、男子中学生のエロに対する貪欲パワーは、そんなこと等おかまいなしにそのモザイクを脳内で削除し、その向こうにあるだろう未知の領域を勝手に妄想して性欲と興奮材料に変換してくれる。

「結構スゴいね〜?」

「うん、すげえエロい」

あっという間に俺のチンコはビンビンに勃起して、時々ピクピク動きながらハーフパンツを下から押し上げている。

マックスが一定のスピードでページをめくっていくと、更に過激でエロい写真が次々と現れる。

マ〇コが俺のとは全然違う大人のデカくて赤黒いチンコを喰わえ込んでいる写真とか、よく分かんないけど色んな体位で男とエッチなことしてる写真が沢山掲載されていた。

「ねえ、半田」

「………」

「半田!」

「あっ、んあっ…何?」

大分夢中になっていたのだろう、マックスが呼んでるのにも気づかずエロ本に釘付けになっていた。

「そろそろ学校閉まっちゃうよ、さっさと着替えて帰ろ」

「あっ、ヤベッ、そうだった!」

―と、慌てて気付いて着替えようとイスから立ち上がったんだけど、俺のチンコは勃起したまま当分おさまりそうにはない。

「あははっ、半田勃起してる〜」

マックスがからかい気味におちょくってくる。

「って、お前だってしてるだろ」

「僕はしてないよ〜、ほらね」

マックスが俺に向かって仁王立になると、俺は股間辺りを見てみるが、本当に勃起していなかった。

「お前、あんなの見て勃たないとか逆に大丈夫か?」

「失礼だなぁ、僕は半田と違って平常心を保てるだけだよ」

「はいはい、―っとどうすっかな、制服に着替えても逆に窮屈かも」

「じゃあ、このまま帰ろっか〜」

「ま、それでもいいかな、もう学校にも殆ど誰もいないしな」

と言うわけで俺達はユニフォームのまま、上にジャージだけ羽織って帰ることにした。

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