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「ねえマックス、ハーパンとか、下にはくモンとかないの?」

「あるけど〜、なんで?」

「なんでって…、パンツ一丁だし」

「いいんじゃない?僕たちしかいないし」

「え〜、いや…まぁいっかぁ」

寝るのに、ジーパンってのもキツイし、たまにはパンツ一丁ってのも開放感あっていいかな。

「じゃあ、見よっかこれ!」

そう、俺がマックスん家に泊まりに来た理由の答え、…エロ本を持って、あいつは俺にそれを差し出す。

最初はすんごいワクワクして待ち遠しかった一物だけど、今はそんなにワクワクしないし、気乗りしなかった。

「マックス、…悪いけどなんだか見る気なくなった」

「え、そうなの?半田どうかした?のぼせちゃってどこか変になった??」

「ひどい言われようだけど、別に変じゃないから…、たださっきのあれが…」

「あれ…?ああ、オナニーのコト?」

「っ!…まあ、そうなんだけどっ」

「あんなの気にしなくていいのに、親にオナニー見られるか、お尻の穴見られる方が、数百倍死にたくなると思うけど?」

「ぐっ…ねぇ、マックスわざと俺に言ってる?」

「別に〜、じゃあ僕だけ見よっかな〜、半田はどうする?」

「う〜ん、漫画でも見てるわ…」

「そ、わかったぁ〜」

俺とマックスはベッドの上に隣あって座り、俺は棚から漫画本をとって読みはじめ、マックスもエロ本を開いて読みはじめる。

たんたんと時間が流れ、ペラペラとお互い読んでいる本のページをめくる音が部屋に響く。

たまにチラチラとマックスの方を見てみると、特に表情も下半身の状態も変えずにエロ本を黙々と読んでいる。

しかし本当に勃ってねぇ、マジで平常心と理性保てるとかスゲーな。

俺なんか最初のページですでに勃っちまったってのにな…。

…はっ、まさかED!?……そんな訳ないか。

マックスを見ながらそんな事を考えてたら、不意にその本人が喋りかけてきた。

「ねぇ、半田」

「なっ、なに?」

「この写真」

そう言ってマックスが俺に見せてきた写真は、女の人が男のチンコをしゃぶっている写真だった。

いわゆるフェラチオってやつだ。

「そ、その写真がどーかしたか?」

「ん〜、チンコしゃぶられたら気持ち良いのかな〜って思って」

「そ…そりゃ、気持ち良いんじゃないか?」

「じゃあ、しよっか?」

「うん、…って、なっななななにっ、ナニ言ってんだっ、マックスっ!!!」

「なにって、フェラだけど…そんな驚かないでよ」

「おお…お、驚くっつうの!」

フェラって、女の人が男のチンコをしゃぶる、あれだよな?

今ここにいるのはどっちも男だよマックス。

あ、でも女の人がしゃぶるってのは絶対じゃないから男でもいいのか?

「って、何言ってんだ俺ーーーっ!」

「落ち着きなよ、半田が何言ってるかわかんなくなってるから」

「はぁ…そ、それはマックスがフェラしようとか言うから…そんなのは彼女出来たらやって貰えば…」

「そうだけど、だって今興味あるからさ…それに…」

「ん、それに?」

「半田とだったらやってみたいな〜って思ってさ」

「…へ?」

「半田以外の人となんかこんなことしたくないよ僕」

「それってどう言う…」

俺が全部言い終わる前に、俺は何かに口を塞がれた。




「ん……んぅ…」

俺の口を塞いだ柔らかいそれが何なのか、それに気付くのにさほどの時間はかからなかった。

マックスの唇だ。

今俺の顔の目の前にマックスの顔があって、唇と唇がくっついている。

俺は、マックスとキスをしている。

「…ふっ…んっ…」

その通常じゃ考えられないような事態に頭では理解していたけど、身体が動かず、俺はマックスとのキスを堪能してしまっていた。

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あきゅろす。
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