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饗宴の夢は蜜の味♭*【後半】(黄猿夢※裏表現含む)





※18歳未満閲覧禁止m(__)m


















「っく…んぅ…っ!!」

濃厚な匂いがする
薔薇の匂いだけではない、情欲の香りが漂う
こんなに可愛らしいのにやはり男なのだ


胸は当たり前ながら膨らんでいないし
股の間にはちゃんと男のブツがついている
女装した若い男にどうしてこうも欲情しているのか分からない

「随分と可愛らしい声で鳴くねぇ〜」
「んんっ!!」

必死に指を噛みしめ、腰を引こうとする彼の小さな抵抗がいじらしくてならない

ベンチに腰を下ろした自分の膝の上に寵姫を乗せて、後ろから抱き込むように愛撫する
左サイドに深く入ったスリットから覗きでた脚をグイッと限界まで広げて自分の足に絡ませた

ストッキング越しに深紅色のペディキュアされた形のいい爪先が時たまぴくりと跳ねるのが厭らしい


「立派な胸かと思いきや、小さな胸が出てきたねぇ〜…そんなに此処がいいのかぃ〜?」
「ちが…いっ!!」

ドレスの隙間に手をいれ、胸元をまさぐるとパットの柔らかい感触とは別に薄い胸の感触が掌に伝わってくる

ホルターネックのリボンを後ろから解くとドレスは簡単に力を失ったように腰元まで落ちた

はだけた上半身が外灯の下で薄橙色に染まっている

露になった胸は随分と淡い色をしていた
暗がりにも分かる白い肌…薄い胸の固くなってきた先端を指で摘まみながら首筋に口を這わしてやるとびくり跳ねる

「ひっ…んっ!!」
「胸が感じるのかね…」

男には胸に性感体が無いという話を何かで聞いたことがあるが…あれは嘘だったのか?

固くなった胸の先端を指でピンッと弾いてやるとまるで活きの良い魚のように跳ねる寵姫は実に性感体が多い

首に嵌められた首輪が邪魔だが仕方ない
彼がびくりと震える度に首輪がチャリッと金属の音がした

露になった首から下にかけての上半身は橙色のうすぼんやりとした明かりに照らされて艶かしい

「こっちも勃ってるねぇ…顔に似合わず立派なものをお持ちで」

若さだねぇ〜と言ってグリグリと指で痛いほど立ち上がった性器の先端を弄ってやれば背中をのけ反らせる

先っぽから透明な先走りを滴らせながら勃起するそれをしごくと厭らしい水音がする

グチュ…ヌチュッ

「っあぁ…っ!!」

この扇情的な姿は今まで抱いたどの女よりも勝っている
男を抱くのは初めてだが別に嫌悪感はないのが自分でも驚きだ
同性なのだからなんとなく『イイ場所』も理解しているし、面白いくらい身体で応えてくれるからかもしれない

「女の格好をして勃たして…はしたないねぇ〜。お姫様」

天竜人達が離さないのも分かる気がする
これほど魅力的な可愛らしい生き物が男な筈がない

普段は淑やかに三歩後ろに下がって歩くような奥ゆかしい女が
実は男で、情事では娼婦のように男にすがりつき腰を揺らしているのだ
ギャップというのか、この変わりようが楽しい

快感にも敏感だ
従順に嫌だ嫌だと言い、背徳感を感じながらも感じているのだ

グチュ 、グチュッ
ヌチュッ

「んん…ぅっく…んんーっ!!」

先走りでぬるぬると滑る性器をしごく手を早めてやれば、大きく背中をのけ反らせて脱力した。
達したようだ
びくりと大きく震えるとすがりつくようにこちらに体重がかかる
汗に混じって甘い匂いがした

香水と彼の体臭が混じったなんとも言えない良い香りが薔薇の匂いと一緒に鼻孔を擽る

手にベットリと彼の精液がついているので、舐めてやった
薄い…だがやはり独特な苦味があるだけで甘さなどひとつもなかった。

「君も舐めるかぃ?」
「いらな…っんん…ふ」

白濁液で濡れた指で寵姫の唇をなぞると薄く開いた口内に指を突っ込んでやった

「そう遠慮しなさんな…」

生暖かい
柔らかい…舌の、ぬるりとした感触を感じながら動かすと寵姫の手が腕にすがりついてきた。



「もっ…んん…ふっ…!」

逃げようとする舌の動きはまるでもっと、とでも言うように指に絡んでくる
多分嫌なのだろう、せめてもの抵抗か
寵姫は首だけをこちらに向けて、上目遣いに見上げてきた

睨んでいるのだろうが全く怖くない
上気した端正な顔は逆に背中がぞくりとする

この背徳感が…堪らない

「んっ!!…ごほ…っは」

口から指を抜くと荒い息遣いで呼吸を落ち着かせようとしている彼を起こして抱き上げ、ベンチに自分ごと座らせてやった
対面する形になると彼の顔がよく見える

化粧のされた整った女のような顔が余裕無さげに眉を下げている
いつも凛とした眼差しで真っ直ぐとなにかを見据えていた淑女の顔はどこにもない

ただの快楽に溺れた女の顔だ
女の代わりというよりかは『女』に近い

「寵姫の夜のお務めってのこんなに生温いもんじゃないでしょうが〜頑張りなすって下さいよ」

顎を持ち上げさせると、顔を上気させ、薄紫の目がとろりとこちらを見上げていた。

「くっ…ん!?」

うすらと開いた口に自分の口を寄せて薄紅色のルージュが引かれた形のよい唇を奪ってやった

「んん…んーっ!!ふっ…ぅう゛」

柔らかい…甘い味がした
精液の味、果実酒の味かなにかが混ざりあった味
……悪くない
角度を変えながら、逃げようとする舌を絡めとり、歯列をなぞり唾液ごと吸ってやる。

チュッ…クチュ

「ふっ…んんっ!……ふ…ぁ」

柔らかい口内をまさぐり、互いの混じりあった唾液が寵姫の顎を伝って垂れるのを指でなぞって後頭部に手を回した

これで抵抗できないだろう
抵抗していたものの、最後になるにつれ素直に舌を絡めてくる彼はまるで猫のようだった。

快感には従順な生き物に育てられたようで嫌よ嫌よも好きの内なんて言葉があるが
これが天竜人によって作られたものならば感謝せねばならない

『癖になりそうだね…』

寵姫とはそれほどまでに惹かれてしまう生き物なのか
年甲斐もなく…熱くなってしまう

「素直な子は好きだよぉ〜…こっちも弄ってあげようかね」
「…はぁ…!ひっ…そこはっ!!」

口内を満喫して離すと垂れかかってきた彼の腰をゆっくり上げさせて、後ろの孔に指を這わしてやるとピクリと跳ねる

「だめ…っ後生ですから…んんっ!!」
「身体は嫌とは言ってないようだけど?…ほら」

先走りや白濁とした精液を前から後ろへ滑らして丁寧に塗り込めるように孔を触りながら、滑りを利用して指を一本いれてやった

ツプッと音をたてて指が中に入る
ギュッギュと孔は閉じようと指に絡み付く
柔らかい肉の感触が伝わってきた
温かくてざらりとしている

「んっ…くぅ…っ!!」
女と違うのはこの孔が小さくて、濡れていないということだ
まぁ…代わりの孔なのだから仕方ない
額や涙が伝う目尻に口づけながらそれをゆっくり動かした

チュッ…グチュッ

艶かしい水音が耳に響く
シャツを掴んでいるのか腹部に皺が寄っていくのが分かった
だがそれよりも目が離せなかった

「っう…くっ!」

この痴態っぷりから目が離せないのだ
唇を噛みしめながら吐息を漏らす様が何故こんなにいとおしいのか

指を一本から二本へ、三本と増やすと身体をそのたびにくゆらせる寵姫がビクビクと体を震わせて、声を押し殺す姿に心臓が高鳴るのは何故だろう

グチュ…グチュ、チュッ

「ひぁ…っんん…くっ」

厭らしい…
後ろの孔を弄られて声を溜まらず上げている若い男に欲情している自分がいた

「あっ…ふぅ…もうやめっ」

吐息混じりの少し掠れた喘ぎ声は女とは違う色気があった
高くも低くもない、不快ではない声はどこか艶っぽい
ぞくりとする

「…わっしも年だからねぇ〜何回も付き合うほど若くはないからそうさね〜」

“一回で終わりだ”

寵姫の後孔から指を抜き、いつもより上等な黒革のベルトを片手で外した
カチャリと金属の音がやけに鼓膜に響いた気がしたのは気のせいだろう

スラックスのチャックを下ろして年甲斐もなくそそり勃ってしまった性器を取り出した

同じ男でこうも違うのか
寵姫のそれは淡い色をしている
今は小さくなって、体液に濡れているそれは同じ男のものには見えなかった

「はっ…そんなもの…っはいらな」

どろりとした感情が腹の中で深淵に落ちた気がした
頬を滴り落ちた汗を舐めとって、彼の両手を背中に回させる

薔薇の匂いが濃く漂う
それに混じる汗と性の匂い
微かに聞こえる雑踏がどうでも良くなるほど濃厚で禁忌を犯しているようだった

「…これが最初で最後だねぇ〜」

天竜人の欲の為に鳴くしかない籠の鳥
美しい哀れな男
あまりにも彼は美しすぎた

他人を魅了する『何か』は分からないが、ただ…彼に溺れてしまいそうになる

ズプリ


指で解したにも関わらず狭い孔に勃ったそれを挿し込むと、薄紫色の目が大きく見開かれた

「い゛っ…あ゛ぁ!!」
「流石に入りきらないかぃ…随分と狭いねぇ〜……っ慣れてるだろう?」

目がこぼれ落ちそうなくらいに見開かれるとすぐに目は閉じられた

滑りがあるとは言え、流石に大きかったのだろうか
寵姫は苦渋に顔を歪ませていた

体格差があるのだから仕方ない
そもそもこの場所は本来の使い方と違うのだ
無理がある…とは言え悪くない

ぎちぎちと狭い小さな孔が、自分のそれに押し進められて開かれていく
まるで処女を犯しているようだ

「っつう…っ!!くっ…ぅあ」

燕尾服越しに背中に爪が立てられ、寵姫はすがりつくように背中を掻き抱いて、圧迫され、突かれる下部の刺激に堪えていた

「やめ…っい゛…んっ!!痛っい…っあ゛ぁーっ」
「…っとまぁ、良い具合だねぇ〜」
慣れてきた頃にゆっくりと腰を揺らしてやるとベンチがギシギシッと揺れた

互いの吐息を近くに感じる

「お願い…ですっ…もぅ!!っ…あ」
「そんなに噛むと…ほら、血がでてるじゃないか〜」

噛んでいた唇はルージュでも唾液でも白濁液でもないものが滲んでいた
それを少し顔を屈んで、奪ってやった

「んんっ…ん…ふ…んっ!」

血の味が口にうすらと伝わってくる
逃げる舌を追いかけながら、絡ませて
するりと露になった脚を指で撫でる

固いが柔らかい、若い男の脚
最低限しかついていない筋肉の脚は薄い脂肪に覆われ、なんとも言えぬ感触を手に伝えてくれる

それはガーターベルトに吊られたストッキング越しにも分かった
所々、際どい場所に深く刻まれた鬱血跡が艶かしいがたまに青アザが視界に入るのが気になる

寵姫の扱いはそう奴隷と変わらぬ扱いを受けているのかもしれない
裸にしたわけではないから分からないが、左肩の天竜人の焼き印、身体の鬱血跡、首輪もそうだがそう奴隷とは大差ないのでは?

確かに着飾ったものや身体の手入れは他の貴族のように財力が見てとれるが…寵姫と奴隷は紙一重なのか

自由にすることは海軍と言えど世界政府に楯突くことは許されない。
自分の地位をもってしても許されないのだ
自分は傍観者だ
見てみぬふりをするしかない

その細い指を舐めてやると蕩けきった顔がこちらを弱々しく睨んでいた

「…っこの…た…貴方は……っ」

“鬼です”

あぁ…良い顔をする
真っ直ぐとこちらを見てくる
喘ぎ声紛れに寵姫は泣いていた
だが、その眼差しは暗い闇に喰われてはいなかった
きっとそこが普通の奴隷との違いだ

どんなに汚しても
どんな苦痛を与えても
屈しない強さが彼にはある
けっして落ちないそれに魅力があるのかもしれない


寵姫は快楽と苦し紛れに懸命に言葉を紡ぐ

貴殿方は優しい顔をして
正義を背負っておきながら
平気で嘘をつく

体面を守るために沈黙を守る
貴殿方は分かってない
誰かが声を上げて真実を言えば
分かるはずのことなのに

一人でも頷いてくれるかもしれないのに

間違いに気づかない振りをして
間違いはどんどん大きくなっていく

「嫌いですっ…! !海軍も…政府も…貴族もっ!!」

腐ってる!!
腐った臭いがする
何が、聖地なものか
世界で一番穢れた国じゃないか

「言いたいことはそれだけ…かねぇ〜」
「う゛…っ!!あぁーっ!!…だめ…深っ」

まだまだいけるな
さらに奥まで突いてやると良い反応をする

「そこは…っ」
イイ所に当たったのか、違う反応を示す
『前立腺に性感帯がある』というのを聞いたことがあるが、不思議な話だ

指では届かない場所が気持ちいい
同性のそれでしか触れられない場所

まるで創造主が同性で愛し合えとでもいってるようじゃないか

「癖に…っなりそうだねぇ〜」

イイ所をピンポイントにぐりぐり抉るように突いて、深く抽出を繰り返すと耐えきれないのか喘ぎ声は鮮明になる

良い演説を聞かせてもらったお返しだ


「さて…そろそろ、終わりにしようかね」
「嫌…いっ貴方なんかに誰がっ…あぁあぁぁーっ!!」

グリッと奥の奥まで深く突くとそれと同時に互いに白濁液を吐き出した
擦りつけるようにしてから抜くととろりと白い線が厭らしく糸を引く

「はっ…」
「んん…っ!!そん…な」

その言葉を最後に激しい絶頂の後に寵姫はぐったりと黄猿にもたれかかった
激しく身体全体で呼吸しながら、寵姫はよろりと膝の上から下りて転がった片方の靴を拾う


「嫌いな男に犯されるって…どんな気分なんだろうねぇ〜」

毎日毎晩、憎い男達に犯されなぶられ
五年間を聖地で生きている寵姫
初めて会ったときも怯えていた
女の格好をさせられて
親や仲間を殺されて
政府に、海軍に助けを求めてきた

必死に伸ばしてきたその小さな手を自分はすぐに払い除けたがずっと気になっていた

そしてやっと会えた

「は…っうぅ」

ごぷりと後孔から出てくる白濁液が太股を伝ったのだろう
寵姫は羞恥に顔を歪ませて、ドレスのポケットから白いハンカチを取り出した
今にも泣き出しそうな顔で下半身の汚れを必死に拭い、乱れたドレスを直している

「どうして…こんな」
「さぁ…ねぇ」

世界は狂喜に満ちている
自分はとっくに狂っているのかもしれない
たった一人の少年に手をかけるほどに…

背後から寵姫の首輪に一度だけ口づけを落として、ホルターネックのリボンを後ろで結んだ。

好奇心?酔狂?はたまた一時の戯れか?
自分でも分からなかった

「戻りましょうかね…お姫様」
「っ…うわ」

背後から寵姫の膝裏に手を回して横抱きするとその年頃の男にしては軽い重みが手に伝わってくる

「宴は終わりの時間だ」


寵姫の魔性は本物だ
男でもこれは癖になる
まるで麻薬のような中毒性
天竜人がふと羨ましくなった
これを毎夜好き勝手できるのだから


深い 深い薔薇の迷路
迷いこんだら気を付けて
夜の深淵を覗きこめば、闇が手招きして
貴方の好奇心を待っている

好奇心に殺されるのが人間の性
なにかに満たされる胸の内
誰にも見せてやるものか…これは自分だけの夢であればいいのだ。

.


*あとがき*

はい…黄猿夢いかがでしたでしょうか。
読みにくい文章ですみませんm(__)m
無意識に書いていたので誤字脱字あればご連絡下さい。
うちのボルサリーノさんは鬼畜ですはい
性格歪んでますねすみません
うちのボルサリーノさんは鬼畜なのです(´Д`)!!
甘いボルサリーノさんは他サイト様でお探しください

外科医シリーズ主…見事に強姦されちゃいましたねはは
強姦は犯罪ですので皆様お忘れなきように!
何が書きたかったって…裏夢が書きたかっただけです。はい
ねちっこいエロが書きたかっただけです。はい
感想などありましたら拍手or掲示板へどうぞ(あればでよいですあれば)

椿



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