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勇者アドルフの冒険記
★勇者アドルフの冒険記V★
我輩は勇者である。名はアドルフ。
先日、ようやく囚われの身の女神がいる祠にたどり着いた。
我輩はこの地を守護する竜を倒し、女神を取り返さなくてはならない。
竜は強かった。伝説の剣エクスカリバーをもってしても苦戦を強いられた。
だが、地道にスライムを倒し続けてレベルアップした我輩が負けるわけはない。
一瞬の隙をつき剣を振るうと、急所に当たったのか竜は地に伏し、息も絶え絶え
に言葉を紡いだ。

―――フッ、このオレサマを倒すとはなかなかやるな・・・・・・だがまだ甘い
ぞ…
魔王はオレより何倍も強い・・・・・・今のお前では歯牙にもかけられぬだろう
・・・・・・
束の間の勝利の余韻に浸っているが良い・・・・・・
・・・・・・最後に・・・・・・これだけは言っておく・・・・・・
歯磨きは・・・毎日しっかりやるんやで・・・・・・

竜は事切れた。
我輩は不覚にも好敵手の死に涙してしまった。

・・・・・・あぁ、シュミテクト買いに行こ・・・・・・。

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あきゅろす。
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