俺の影を追うお前等
*
ーガチャッー
扉を開ければそこには多くの男が
ズラズラと並んでいた。
バイクを乗ってる奴、
バットを持ってる奴。
ざっと見て100人以上は
いるんじゃないかな?
良くこんな人数を集めたもんだな。
「おい、紅はどこだ?」
「俺が紅だよ…?」
「は……?あははははははは」
俺の事をみれば
そいつは笑い出した。
つられるように
後ろにいるやつらも笑った。
「何が、おかしいんだ?」
「ははっ、何がおかしいかって?
お前が“紅”?俺より小さくって
弱そうに見えるけど?
冗談もほどほどにしなよパーカー君(笑)」
「「「あ………」」」
「あー!?何だよ?」
(((あいつ終わったな。)))
皆そう悟ったのだ。
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