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俺の影を追うお前等



ードンー



「いってぇぇー」
鈍い音の後に痛そうに言う生徒会長。


あー俺ヤバい……
あの生徒会長を突き飛ばしちゃうなんて…


「ふふ、隼が突き飛ばされて
尻餅つくなんて…滑稽だね。」


1人で慌てていると生徒会長の後ろから
副会長が悪戯っぽく笑いながら出てきた。


「お前笑うんじゃねーよ。しかも、
油断してなければ大丈夫だったぞ」


副会長を睨みながら
立ち上がって言った。


「見苦しい言い訳は格好悪いよ隼?クスクス」


「チッ玲、後で覚えろよ‥‥?」


えーと。仲良さそうなのは良いんだけど
俺の存在忘れてない?ていうか、これ
前にも合ったきがするんだけど…?
まぁいいや、でも、なんか
悲しいんだけど‥。


「おい!」

あ‥もうこのままいっそうの事
逃げようかな?


「おい!お前!!」


うん、じゃ静かに
バレないように行こう。


「何行こうとしてんだよ
宮野遊!!」


「え?俺…?」


「他に誰がいんだよ!?」


「なっ何でしょう?」


「暁はどこだ?」


あっ…やっぱり暁を探してるんだ
でも、暁は生徒会長にはバレたくない
って言ってたよな?


「し知らないですっ!」


「嘘をつくんじゃねーよ!あ″ぁ?」


胸倉をいきなり掴まれて睨んでくる。


「し知らないって言ってるだろ!!」


絶対教えるかよ、暁が
教えたくない事を!!


「チッ」


真っ直ぐ目を見れば生徒会長は
胸倉を掴んでいた手を離してくれた。


「もう…隼が乱暴するからだよ。
ちょっとあっちに行ってて」


「あーそーかよ!」


ぶっきらぼうにそう言って
少し距離を置いた。


その代わりに副会長か
俺に近づいてきた。


しかも、笑いながら…
どうなるんだろう俺?










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あきゅろす。
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