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俺の影を追うお前等






あっもうバレたんだし
こそこそ夜出掛けなくって良いよな?


「なぁ遊!今夜、
鈴と出掛けるから」


「あ…うん!了解」


「大丈夫だよ、
たまり場に行くだけだから」


「そっか
なら良かった!」


そう言ったら遊は安心
したように笑った。


本当に心配性なんだから遊は…
まぁそんな所に救われたり
するんだけどな。


「ありがとう……」


本当に遊がいて救われた
特に秀二さんの件で……
心から感謝してる。


「つっ!!ちょ…
もうーたんま、反則……」


「え?どうしたの?」
もしかして俺の顔気持ち悪かったとか?


「この天然…」


「え?」
小さすぎて聞こえなかった
だから、首を傾げたら


「別に…」
遊は素っ気なくそういう。


はぁ
また遊がおかしくなった。
顔を赤らめて下を向き
黙り込んでしまった。


だから近づいて顔を覗き込もうと
すれば、それに気づいて遊は
俺が近づく前に早く後ずさった


「うわぁぁっ!?」


いきなり後ずさったからなのか
遊はコケて尻餅をついた。


「あはは
大丈夫か?」


「あぁ。
ありがとう」


俺が差し伸べた手を遊は
とって立ち上がった。



ーーーーー



暁の正体が紅だと
バレたことによって
それぞれの気持ちに
変化が起こる。


それが何をもたらすのか…












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