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俺の影を追うお前等





「さっ触るなよ!」


そう言って慌てて遊は
俺の手をどかした。


「あっ…そうか
俺に触られて嫌だよな
ごめん。」


ちょっとだけいじけてる
感じに言った。


「あっいや
そういうわけじゃ……」


あはは
遊が慌ててる
なんかおもしろっ!!


「ううん気にすんなよ……
俺が悪いんだし。」


「だから〜違うってうーんと
嫌じゃないから!!
もう思う存分に触ってくれ!」


遊は大声で叫んで言ってから
目を閉じた。


ヤバいっ……もう
耐えられ……


「ぷっ……あはははははは!」


お腹をかかえながら笑った。
そうすると俺の声に驚いたのか
遊は目を開けた。


しばらく笑ってると遊から
不機嫌そうな顔で俺を睨んでいた。


あっ
「ごめん、ふざけすぎた…
許して…な?」


きちんと目を見て謝った。
遊は俺より背が高いから
自然に上目づかいになってしまう。


「はぁ
もうそんな風に言われたら
許すしかないじゃんかっ!!」


遊は顔を赤らめてそう言うと
頭を横にふりだした。
そしてまた俺を見るから


“なに?”って首を傾げると
いきなり“あー!”と
叫び頭を掻きだした。


どうしたんだろう?
まぁ許してもらえたし
良いか。












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