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俺の影を追うお前等




俺を見た瞬間何故か遊は固まってしまった。



「遊?」



「暁…ちょっと
部屋に戻ろう。」



「え?ちょっ」



遊はそういうと突然と俺の手をとり歩きだした。


――
―――
――――
―――――



部屋につくまで遊は一言も話さないでただ俺の手を引っ張っていた。



「暁なんで
目が青色なんだ?」



え?
青色って…あーー!!
コンタクト忘れてた。


「えーとこれは…」



苦笑をして頭をかけば
鬘も一緒に動いてしまった。



「その髪…」



あーもう
なんで今日に限って
悪い事ばかり起こるんだ


「ごめん。
ずっと騙してたんだ…」


「騙して、た?」



「あぁ。俺の正体は…
“紅”なんだ。
ずっと騙しててごめん」


「信じてたのに…」



ズキッ
「…ッ……」



「なんて
言うと思ったか?

バーカ
俺が言う訳ないだろ!」


「……え…?」



「お前が紅だろうと
暁は暁だろ?
黙ってたのは何か理由があるからでしょう?」


「……ありがとう。」



「おう!
それより、
なんで黙ってたんだ?」


「前に遊が言ってたじゃん生徒会長が“紅は俺のものだ、見つけたら俺に言え”って。



俺は生徒会長…隼が大嫌いなんだよ。だから自分が紅だって隠した。

それでさ
悪いんだけど、俺が紅だって秘密にしてくれない?」



「そうか!!
大丈夫だ俺は誰にも言わないって約束するよ。」



「ありがとう!!」



「べ別に!!」



「どうした
顔が赤いぞ?」



遊の頬を触って言ってみれば顔はますます赤くなった。










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