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俺の影を追うお前等





ー隼sideー



「何で俺が呼んだか
分かってるだろうな?」


俺の目の前を
立っている玲に聞いた。


「分かってるよ。
だから殺気しまって
くれないかな?」



「…で、
どうだったんだ?」



「ふふ
…お察しの通りだよ?」


そう言った玲の顔は妖艶な笑みを浮かべていた。


「言っとくけどアイツは俺のもんだ手を出すな」


「うーんそれは
聞けない命令かな?」



「……
どういう事だ?」



「俺も欲しく
なっちゃったって事だよ」



玲は真面目な顔に真っ直ぐと俺の目を見て言った。玲がアイツの事を真剣だって事が伝わってくる。



「ふざけんなっ!!
お前自分の言ってる事分かってんのか!?あ゙ぁ?」



俺は何故かそれを認めたくなくって玲の胸ぐらを掴んで勢いよく自分の方に引き寄せて玲の額に自分の額にくっつけ睨んだ。



「っつ…痛いなぁ。
分かってるよ。だけどいくら相手が隼でも引くつもりないからね?」



「ちっ勝手にしろっ
どうせ俺のもんにする!!とっとと出てけ!!」



そう怒鳴りつけ掴んでた胸ぐらを離した。



「勝手だな
まぁ出てくよ。」



「………」



「あっ隼…俺は
負けるつもりないからね」



ドアのぶに手をかけると一旦止まり俺に背中を向けたままそう言ってから玲は部屋を出ていった。








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