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俺の影を追うお前等
*








「ん、ぁ……んん…」




呆然として半開きになっていた
俺の唇に玲先輩はまた口づけた。





驚いてるせいもあってしばらく
無反応だったけれど、強引に
ねじ込んだ舌が俺の舌を貪(むさぼ)る
ように絡め吸い上げる。




「んっ、…ぁっ…」





声を我慢できずに
出してしまった。





自分の声じゃないみたいに
甘い声が出る。





「…わっ…んぅっ!
やめ……っ」





「良くない…?」





ーゾクッー
耳元で甘みを帯びた低い声で
囁かれ無意識に体が跳ね上がった。
先輩を見上げると先輩の瞳は
欲情の色で染まっていた。





「ぁ…よくな、あっ!」




“よくない”と言おうとすると
突然とアソコを撫でられた。
キスで熱くなった体は敏感になり
軽く撫でられただけで感じてしまう。 





手でいやらしく撫で、もう片手で
服の上から俺の胸の突起を指で
転がし強く摘んだりする。





「乳首とココ固くなってるね…
キスだけで感じたんだ?」





「ちが…『玲、今すぐ俺の部屋に来い!!
何でかは分かってるよな…?』





否定しようとすれば俺の
言葉を遮るように放送で隼の声が聞こえる。 





それが聞こえると玲先輩の
手は俺から離れた。






「ごめんね暁くん隼が
呼んでるから行かないと…
続きはまた後でね?」





そう言うと
俺の頬にキスをした。





「なっ…
続きなんてあるかー!!」




キスされた頬をおさえ扉から
出ようとする先輩の背中に叫んだ。 





先輩は一度も振り返らずに
部屋から出ていった。














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