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俺の影を追うお前等
Ж




「暁君ちょっと生徒会室に
一緒に来てくれないかな?
話しがあるんだ」





玲先輩はいつもと変わらない
口調で言っているのに有無を
言わせない威圧感があった。 





「はい…。
すみません。生徒会に行くので
先に食べてて下さい。」





「ん、了解!
気をつけろよ?」





「はい。」






◆ 

 



「話しってなんですか?」





食堂を出て少したった所で
俺から玲先輩に問いかけた。 





「ん?
生徒会室についたらね」




ここでは
教えないって事か… 





そのまま何も話さないままで
生徒会にたどり着いた。 





「じゃどうぞ」





玲先輩はそう言って扉を開けてくれた。 





「っ!?」


 

中に入って扉が閉まったと
同時に後ろから殺気を感じて素早く
後ろに振り向き俺を目掛けて
振り落とされた拳を受けとめた。 





「ふふ…やっぱり
暁君ただ者じゃないね。」





「なっ何言ってるんですか?
普通の一般人ですよ」





「普通の一般人が
受け止められる訳ないよね?」




「受け止められますよ。
玲先輩、手加減したから受けとめる事が
できたんです。もし先輩が本気なら
俺はもう気絶してますよ。」





「ほら‥
一般人なら普通いきなり後ろから
襲われたら驚くのに暁君は
驚く事もせず普通に素早く
受けとめたじゃない?


これでもまだ一般人だって
言い続けるのかな暁君‥いや、




“紅”って呼んだ方が
良いかな?」









 


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あきゅろす。
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