俺の影を追うお前等
*
「行くよね?」
はぁ…
俺の服の裾を掴んで上目使いで鈴に見つめられて“いかない”って言えるわけないでしょう…。
まったく分かってて
やってるのかなこの子は。
「うん、行くよ。鈴も一緒に行くだろ?」
「うん。暁、と行く!!」
うわっ笑顔だよ。
可愛いんだけど。
しかもなんか
尻尾と耳が見えた…。
やっぱりワンコ‥♪
「じゃ、夜にあの木の下に集合な?」
「わかった!」
「じゃ、また後で!」
そう言うと俺は鈴と別れて教室に向かった。
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