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俺の影を追うお前等




ー暁sideー



「な、俺の存在忘れてない?」



あ、忘れてたって遊の前で敬語で話してないや …。



「えっと、すみません」



「敬語?タメで良いよ!!
平川先輩 にタメだったし!てか2人知り合 い?」



もう面倒だしいいや
この場面見られてるし。



「じゃこれからタメで。
鈴とは昔 からの知り合いなんだ」



「やっぱりか〜
でもなんで敬語が癖とか言ってたんだ?」



あ〜面倒くさいな
なんて言えば良いんだ?
紅って隠す為に変装してるんだ!
って言え ば良いのか?



「暁だ、れ?」



遊と話してると鈴が俺に話しかけてきた。



「あ…こい「どーも暁のルームメ イトの宮野遊です!よろしくお願 いします!!」



俺が答えようとしたら
遊が俺の言 葉を遮って自己紹介をした。



「………しってる?」



遊を無視して、俺に話しかけてき た。



「知らないよ」



ていうか遊に
言うつもりもないし 自分が紅だって。



「え?なになに秘密話し?」



さっき鈴に無視されたのを
気にも せずにまた話しかけるって…



「……2人、うるさい」



やっぱり鈴は遊の言葉を
無視して俺に話しかけてくる。



「うるさいって何が?」



鈴の言葉の意味が分からず俺に聞 いてくる遊。



自分だって
分からないんだからある意味すごいかも?



「ごめん遊、鈴と話したい事
あるから先に教室に行ってくれない? 」



「聞かれたくない話し?」



「うん」



「うわー即答かよ…まぁ仕方ない なぁー」



少し残念そうに言って
遊はしぶしぶ先に行ってくれた。








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