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俺の影を追うお前等





「秀二さん…!」



そう叫んで手を伸ばしても
“その 人”がいるわけもなく、
あるのは 部屋の天井に差し出す俺の手。



この夢を見るって事は ヤバいな。
いつもこの夢見た時は 悪い事しか
起こらないし、理性を
保つのが難しくなるんだ…。



絶対アレが原因だよな。
不良たちが “死ね”
“殺す” とか言うから…。



それ言われると暴走してしまうんだ。 
そしていつも“あの人”を思 い出す。



―――――



「おはようございます」



「おはよ!暁、昨日
良く眠れたか ?
なんか顔色悪そうだけど‥」



「いえ、大丈夫です」



今どんな顔してるんだろ‥
遊がき にするくらいだし。
朝からあんな 夢もみたから‥



「そっか!まぁなんか
あったら言 えよ相談にのるから! 
そんじゃ食 堂行くか」



「はい。」



「やっぱり朝だとあまり人
がいな くって良いですね」



食堂について人の少なさに
少しび っくりした。
前来た時は半分以上 埋め尽くした
席は今その半分くら いしかいない。



「だな!じゃ食べようぜ」



前と違って奥の方にあるテーブルに
座って食べる事にした。
奥の方 が人があまりいないから。



「俺ラーメン食べよ!」



席についてすぐラーメンって…
胃 もたれるぞ?


俺は鯖の味噌煮定食にした。








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