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俺の影を追うお前等








「入って下さい!」



あっ呼ばれた!

どうせ暴言
はかれるんだろうな…

さっちゃんごめん!


なんとなく謝る!



ガラッ


入った瞬間クラスが騒ぎ始めた。



「うわぁぁ真っ黒クロスケだ〜」


「オタク!オタク!」


「もふもふ」



えっ?
ちょっと待てよ…
俺が思ってたのと違うんだけど、そこはさ“キモイ”だの“殺菌がうつる”“平凡顔ね”とかじゃないの?



って別に俺はMじゃないからな?勘違いするなよ?



「今日から一緒に勉強する事になった藤宮暁君でーす、皆さん仲良くして下さいね?」



「「はーい」」


うわぁ
めっちゃ素直だな。


なんか色んな意味で疲れたこのクラスに…



「じゃ、藤宮暁君は自己紹介する?しない?」



いやいや
普通そこは“じゃ自己紹介して”って言うんじゃないの?



しないって言ったらしなくって良いのか? でも‥



「します…。」



「本当?じゃっどうぞ!」



「…今日から同じクラスで勉強する事になった藤宮暁です。よろしくお願いします。」



一通り自己紹介を終えると拍手された…



今時あるんだ(笑)
こんなクラス…まぁさっちゃんが担任だからってのもあるからか…



「うーんと藤宮君の席は宮野君の隣ね、同室だから良いよね!」



遊も同じクラスだったんだ…さっちゃんとクラスに驚いて遊の事忘れてた…



でも席近いって…
さっちゃんありがとう〜♪



「じゃ席について?」



「はい。」



遊の席は1番後ろの窓側。日向(ヒナタ)ごっこできる…気持ちいいんだろうな〜。



「よっ、大丈夫か?疲れた顔してるぞ?(笑)」








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あきゅろす。
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