俺の影を追うお前等
*
「あー藤宮君!!こっちっこっち」
俺に近づいてくる男は身体と話し方が合わない人だった。
うわぁぁ背たけー180いってるだろ?なのに口調が優しいって…ちょっとツボかも(笑)それに顔が可愛い…
「えっと…?」
「僕は君の担任になる三島(ミシマ)と言います!!よろしくね?気軽に“さっちゃん”って呼んでも良いからね?」
「はい。よろしくお願いします。でも何故さっちゃんなんですか?」
「それは、クラスのみんなが僕の名前に3が入ってるから“さっちゃん”になったんだよ!
じゃこの後について説明するね。僕が中入ってって良いよって言ったら入ってきてね?ここまで大丈夫かな?」
「はい!大丈夫ですよ」
なんか、小学生の先生みたいに丁寧だな…
「じゃ、教室に行こうか!」
「はい!!」
そう言って先生は職員室を出て教室に向かった。俺は先生の跡をついっていった。
「藤宮君、クラスの中入ったら気をつけるんだよ?」
「なんでですか?」
言ってる事が良く分からないんですけど…?
そう聞くと何故か言いにくいみたいで、中々話そうとしない。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!