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俺の影を追うお前等






高校1年、4月。



俺は今龍凰学園の玄関に来ている。
今日から新しく通う学校。



有名な学校で、ほとんどがお金持ち、
美形揃いの人間が多い学校らしい。


それにしてもお金持ちだけあって
玄関がめっちゃくちゃデカく、高さが3mぐらいある。



てか何時までいるんだろう俺。
早く中に入らないと…。



誰もいないから飛び越えようかな?
これぐらいの高さならへでもない。



問題なのは向こうに人がいた場合だな…。



まぁ良いや飛び越える!!



「…そこにいるのは誰ですか?」




飛び越えようと決めた時扉の
向こう側から声が飛んできた。




声の主は柔らかい髪は栗色で落ち着いていて
紳士みたいに整った顔立ちをしていた。



良かった…飛び越えなくって…。



「俺は藤宮暁って言います。
今日から龍凰学園に転入する事になりました。」



うっし完璧な優等生言葉!



「そうですか…あなたが噂の転入生‥
どうぞお入り下さい。」




ギィィッ



“ありがとうございます”って
一礼する…俺なんて礼儀正しいんだろうなぁ。




「でわ、理事長室にご案内いたします。
車にお乗り下さい。」



くっ車?普通に言ってるけど車って…
どんだけ広いんだよこの学校。



まぁ歩かなくって良いのは得だから車に乗った。



そのまま車は5分位たってから学園の入り口についた。




ながっ長かった…車の中
静かしずぎて死ぬかと思った…



てか門から入り口まで車で5分ってどんだけだよ!!



「でわ理事長室までご案内いたします。」



少し歩いてエレベーターに乗り最上階にむかった。



暇だから質問してみよう。





「あの‥お名前はなんですか?」



「私は、梶 玲 と言います。」




質問に笑顔で返してきたーー!!



だけど…俺にはお見通しだぜ?作り笑顔なんて…
しかもめっちゃ綺麗すぎて気持ち悪いぐらいに…
なんか笑えてくる。



「何か面白い事でも?」



「あぁすみません…とっても
綺麗な作り笑顔だと思いまして。」



そう言うと梶さんが少し
目を見開いてこっちを見た…



はは気づかれないと
思っていたんだろうなぁ…



チン!



あっついた!










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あきゅろす。
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