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恋はもうできない
出会い


俺は自分があと少しで死ぬって事を知った



頭が真っ白になり
今までいっぱいやりたい事が合ったはずなのに今となっては、やりたい事なんてない


何も考えずに
夜の街に行くと1人の男が血だらけで倒れていた

暗闇の中なのに顔は電灯で薄く見える。


俺と同い年位だと
思う…だけど漂ってる
雰囲気が違う


彼の額には血が出ててこのままだと死ぬんじゃないかと思うー


“死”


「ねぇ…」
俺は座り込み彼に話しかける。



「…………」


「そのままだと死ぬよ?」


怖くないの?
もう居なくなるんだよ?

「………怖くねぇよ」


なんでだよ!!
どうせ強がりなくせに


「…っなんで?」


「それが俺の運命なら受け入れるだけだ!!」


だったら…だったら
俺と変わってよ…


俺の運命
お前が背負ってよ!!


「死が怖くないんだ」


「あぁ」


あぁやっと俺の目を見て話した…。


なんて強い目で迷いがないんだろう


何故か自分が惨めに見えてくる



「ありがとう、じゃあ」


そう言うと
彼は何も言わずにまた下を向いた。





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あきゅろす。
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