[携帯モード] [URL送信]

恋はもうできない


そのままお昼が終わるまで昊は教室に戻る事なく

授業が始まる頃に昊はもどってきたー。




只今数学の授業


「なぁ‥今日どこ言ってたんだ?」


小さい声で昊に話しかけてみた。


「屋上」


「もしかして教室じゃ、うるさいから?」


「あぁ、あと今日寝みぃから」


「なら、今度から場所教えて?」


「‥なんで?」


「なっ何でって、彼女だからだよ!」


「そうか、分かったメールする」


あっ!
そうだよメールがあるんじゃん!

すっかり忘れてた


「おう♪」


ふふ
なんか彼女って実感するな、このやりとりみると!


「篠塚!!何笑ってんだ!!俺の授業だと分かってんのか!!!」


あっ
ヤバい、、


「お前にはこの問題を解け!!笑ってた罰だ」


「はーい」

うぅ‥
昊の前で怒らなくっても!! この鬼先生めー


「できました、これで良いですか?」


ちょっとトゲトゲしく言ってやった。


「せっ正解だ!!戻って良い」


ふん!
勉強は得意でそんな簡単な問題、俺にとって楽勝なんだよ!!


「ふぎょぉぉあ!!」


堂々と席に戻ろうとしたら、下の段差に気づかず転けてしまった。


「あははは、裕貴“ふぎょぉぉあ”ってなんだよ!!オモロっ腹いてぇー」



秋が笑い出すとクラスの奴ら、先生も笑い出す。


昊も?
って無表情じゃん!
昊の笑顔みたいのにー!!



っていつまでも寝っ転がってないで起きて席に戻ろう‥恥ずかしい


ツキンー


んっ?
なんだ、足捻ってたのかな?でも痛みはそこまでじゃないし良いか。






授業は終わり昊に話しかけた。



「あはは、格好悪い姿見せちゃったな」



「別に、裕貴って頭良いんだなあの問題分かるなんてな」



「まぁ勉強だけには自信あるんだよね♪」



「そうか。俺は苦手だな勉強は。」



勉強“は”?
他は得意なのあるって事だよな?



「昊は何が得意なの?」



[*前へ][次へ#]

14/29ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!