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光が闇に変わる刻
7

「円堂さん!お願いです!」

未だ悩んでいる円堂を余所に立向居は必死に同じ言葉を繰り返す。
今まで二人のやり取りを黙って見ていた風丸は必死に頼み込む立向居を見兼ねてか、小さくため息を吐くと円堂に近付きポンッと肩を叩いた。

「円堂、連れてってやれよ。」

「でも…。」

「立向居だって大丈夫だって言ってるじゃないか?なぁ、立向居?」

「は、はい!俺なら大丈夫です!だから円堂さん…。」

「んー…まぁ…なら…いっか。」

風丸の言葉に大きく頷き頼み込む立向居に半ば押され気味ではあったがここまで言うのなら、と心中で呟き漸く折れた。

了承を得た立向居の顔に瞬く間に花が咲いたのはもはや言うまでもない。




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