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†phantom love†
優志side


わたしは北条優志(ホウジョウ ユウシ)。

日本国国王を務めています。





二年前に先代国王の父が他界してから、わたしはこの職につきました。




当時まだ14歳だったわたしは、摂政たちが話し合った結果

まだ国民の前には姿を現さないことに決められました。




まだ若いわたしが王位を継いだことによって起こる

国民の不安や反発を防ぐためということで。



なのでわたしは国王であるのに、国民の前に出たことがないのです。





でも、それはしょうがない事だとは思うし、先代の父に比べたら僕はまだまだ未熟です。






しかし、わたしだって二年間も城の中で監禁されたんじゃ

いい加減外に出たいと考えます。


(国王が国を知らなくてどーすんだ。)






とそこで、わたしはふとメイドに尋ねてみました。




「花梨、わたしはいつになれば国民の前に出て堂々と国王する事ができるのかな」







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あきゅろす。
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