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ACT4
まあ、更なる詳細は次の機会に。






それにしても、今日はハロウィン。


フクナガさんが二、三日前にソワソワしながらドン・キホーテで小悪魔的な衣装を購入していたのを見て初めてハロウィンという行事に気付いた。
しかも、私を無理矢理遠ざけようとしていた。

フクナガさんは、基本的に私よりかなり頭が良い人だと思うのだけど、こういうイベントごとには本当に乙女になるみたいだ。

ソワソワしながら、私にサプライズしようとしながら、その衣装を購入していた。

小悪魔の衣装、かなり露出度が高いものだった。
でも、外国人モデル並のスタイル、美形のフクナガさんならそれを着こなすのだろう。


そんなフクナガさんを見るのは本当に楽しみでならない。

私は、こんなルックスなので、適当にまあ似合いそうなメイド服とかを着る方向性。


でもご飯、せっかくだからハロウィーン祝い、鍋にしようと思った。


今日もフクナガさんは仕事。
私は近所のスーパーマーケットに買い出しに行く。

「………野菜高いなあ。それにしても、鍋の材料って何買えばいいんだろう…」

考えると、今の今まで鍋とか自主的にやったことがなかった。



とりあえず、間違いのない葱のありそうな場所に行った。

だが、長ネギ、ニラ、似たような緑の野菜達………

どうしよう……………




「あ…………!!」

「うあっ………!!!」



私は驚愕した。


何故なら、



そこには、




ライアーゲームで、どこまでも敵対していた、ヨコヤさんがいたのだから。

しかも、クールなヨコヤさんのイメージを裏切るにも程がある。スーパーの買い物カゴを私と同じく下げながら、白菜、しいたけ、しらたき?を入れている。

ヨコヤさんも、私を見て驚いているみたいだ。


すると、………「ヨコヤ、とりあえずキムチあったからこれ入れときゃいいんじゃねーか?」

聞き覚えがある声………


見ると、……………秋山さん!?


「………うおっ!!!……か、…カンザキナオっ…………!!?」

「あ、あ、秋山さんじゃないですか!!!」


「………ああ。こんなところで何を………」

さんの持っているカゴにキムチを入れながら、自然な流れでそのカゴを自分が持つ。


私は、感覚的に悟った。

ああ、秋山さんはヨコヤさんと、何があったのかは知らないけど恋人同士になったのだなと。
私に驚きながらも、ヨコヤさんは自分の持っていたカゴを引き取った秋山さんに、今まで見たこともないような暖かい視線を向ける。

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