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SS
ACT3


でもまあ、そんなことはどうでもいい。


負債者の人の負債が無くなった時点で私にとっては関係の無いものだ。


こんなことを思い起こさせてしまうのは、私の今の恋人がフクナガさんだというせいかもしれない。ライアーゲームで出会ったフクナガさん……………







私とフクナガさんは、恋人同士になっていた。

最初、フクナガさんは秋山さんが好きだった。

フクナガさんは、ニューハーフ。
でも、ニューハーフだからと言って、見た目だって、その辺の女の子に負けてない。いや、飛び抜けている。ニコール・キッドマン並だと言っても言い位の綺麗さ。

私の連絡先を、少数決の時に騙そうと仲良くしようとアドレス交換提案してきたフクナガさんが聞いてきてから、この関係は始まることになっていた。
と思う。




椅子とりゲームの後、私は、朝11時にフクナガさんに初めて電話した。

「〇〇〇駅に来て下さい!なんか、フクナガさんが好きそうな企画がやっていて!!二分の一の確率で一億が当たるってゲームやってるんです!今!」

「……直…そんなんあるわけねーじゃん…いい加減学べよな。」

「でも私、今、エントリーしようとしてるんです!一億あれば、フクナガさんが欲しがってた白のバーキン買えますよね!私も大学の学費払えますし!」


「……。」

フクナガさんは、その場所に来た。

フクナガさんは、相変わらず綺麗だったけど見たこと無いTシャツとジャージ姿だった。

私はフクナガさんを騙した。

ただ、彼女に会いたいがために。

「………………おい。こりゃどういうことだ………………」


「どうもこうも、こういうことです。」




――――――――――――――――

それから、私とフクナガさんは本格的に始まった。

右往左往はあったけれど。


私はフクナガさんにひたすらアピールをし続け、フクナガさんも最初は抵抗していたものの、段々と私を受け入れてくれるようになっていった。

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あきゅろす。
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