戦線☆Brother
6
「あれ?そーいえば部長いないね」
『ッ!!!!』
あ、みなさん今気付いたんですか・・・
てか部長なのに忘れられてるよ。
「チッ、あいつ部長のクセに規則守らねぇってどーゆーことだよ・・・」
「『朝は集団登校が基本!』って言ってたのにねぇ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
おいおい、オレ。
なんで気付かなかった?根本的なとこツッコミ忘れてんじゃんか。
なんで部員全員(正しくは−1人)そろってんだよ!?
いや、集団登校が基本なんだろうけどさ!おまえらどこの小学生だ!!
てか自我を持てよ!
そこの銀髪の不良っぽいおまえ!!眠そうな面しといて集団登校はきっちり守るとか、正面からイメージを打ち壊すなよ!?
いやいいことですけどね!ハハンッ!!!!
「ねーねー、百面相してるキミさぁ、しのっちが言ってた転校生くんでしょー?」
「へ?」
銀髪くんがヘラヘラとした顔で聞いてくる。
や、でも、オレ?
自分で言うのも難だけど普通話題になるならオレみたいな平凡より美形のアニィだろ?
「えーと・・・確かに転校生ですが、こっちと間違ってるんじゃないですか?」
アニィを指さしながら聞くと、まじまじと観察する銀髪くん。
うん、近いよ。
アニィ不機嫌MAXじゃないですか。
「んー・・・こっちはかっこいい系じゃね?しのっちが言ってたのはー、どっちかっつーと可愛い系の普通の子だからさー」
どうせ普通ですよ。普通ですがなにか!?
てかしのっちって誰だよ!?
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