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お互い身には何も付けていない。

太陽は本当に運動部かと思うほど華奢だ。日に当たるところはほんのり黒く焼けているのに対し、当たらないところは驚くほど白い。

俺はそんな太陽の体にどうしようもなく欲情している。餓えた獣みたいに貪りそうになるのをなんとかグッと堪えて、そっと太陽の体に触れた。

首筋を甘噛みして、鎖骨のあたりで強く吸いついた。今はもうない、村松のキスマークがあった場所。

俺のモノだという印をいくつも付ける。

「…ンッ……」

少し体をずらし、平らな胸にある小さな粒が2つ。口に含んで堅くした舌先でつついて、舐めて転がして吸う。

「…ンッ、ぁ……」

甘い吐息が太陽の口から漏れだした。耐えようとしているのかシーツをギュッと力強く握っている。

それがいじらしくてたまらない。もっと感じて欲しくてもう片方も同じ様に口に含んだ。

下から上へ押し上げるように何度も繰り返して舐める。ドンドン堅くなっていくのが分かって、俺は執拗に舐めた。

「…ャ…んっ……」

解放した頃には両方ぷっくり尖って唾液でテラテラと光っていた。ふぅ、とそこに息を吹きかけただけでも感じるのか太陽はピクッと震えた。

さらに下に移動し、頭をもたげ始めている太陽自身を握る。

「あぁ…!先パ、イ…!」

くしゃっと髪を握られて目だけ上に上げると太陽と目があった。目を合わせたまま上下に扱くと顔を真っ赤にして目を反らしてしまった。

俺の手にすっぽり収まるソレを優しく扱くと徐々に大きさを増し先端から蜜が溢れてきた。

「気持ちいい?」

「アッ……ん、」

「やらし……」

コクコクと無言で頷く太陽に熱が上がってしまう。

先端の丸みに親指を乗せクルクルと回してやると喉を仰け反らせて耐えている。
太陽が感じている間にと蕾にそっと触れた。

「アッ…?センパ…?」

「ここ、イヤか?」

「……や、じゃないです…」

小さな声ででもしっかり答えてくれた太陽にチュッとキスをして、ローションを手に取った。

トロリとソコにかけて、まずはゆっくり入り口をくすぐった。指先を少し入れてはすぐに出し、ぬぷぬぷとソレを繰り返した。

「…んっ…」

少し柔らかくなったところで指を1本差し込んだ。中は驚くほど熱く、しっとりと指に絡みついてきた。

「痛くないか…?」

「ん、平気で、す…」

痛みはないけど快感ではないみたいで太陽は微妙な顔をしている。かき混ぜるように指を動かして太陽のイイところを探す。

柔らかく熱い感触に喉が鳴る。早く、太陽の中に入りたい…。

2本目の指を入れてバラバラに動かす。

「ンンッ……」

少し痛むのか太陽は眉をしかめた。気を散らすように開いた手で少し萎えたソレを握ってあやしてやる。

「あっ、ん……!」

シーツを握って耐える太陽を見るんじゃなかった。急速に熱が上がってしまった。

時折漏れる吐息は普段から想像できない艶のある声で。もっと、聞きたい。

「あっ…!?センパ、そこ…」

「ん?ここ?」

太陽が反応したところを2本の指で軽く押すと、体をひくつかせた。

「ここ、イイ?」

「ンッ…なんか、へんで、すっ…」

「イイって言って?」

「あっ…!イイっ…イイで、す…!」

「もう1本増やすぞ…」

3本目を入れても、痛みより快感が強いのか太陽の口からは甘い吐息しか漏れなかった。

3本一緒に太陽のイイ所を刺激し、内部を慣らしていく。太陽自身から手を離しても声は甘いままで、そろそろかと俺は指を引き抜いた。

「ん…んぅ?」

ひくつく蕾に大量のローションをかけて、太陽の足を左右にぱっくり広げ体を間に滑り込ませた。

既に準備が出来上がっている俺自身を数回扱き、蕾にあてがった。

「入れるぞ?いいか?」

「あ、朔先パ、イ…」

縋るような瞳で見てくる太陽に、また自身が大きくなってしまう。

初めての太陽はガチガチに固まっていて罪悪感が募るが今更止めれるはずもなく。

「つかまっとけ。爪立てていいから…」

太陽の手を背中に回させて、俺はゆっくり挿入した。少しずつ、少しずつ、ゆっくり埋め込んでいく。

しっかり慣らしたおかげか思ったよりスムーズに進んでいくけど、太陽は苦しそうだ。背中にチリっとした痛みが広がった。

太陽はうっすら涙をためていて、労るように目元、頬、鼻、唇にキスをする。

「んっぁ……!」

「っ、太陽、全部入ったぞ…」

「んっ…全部?ほんと、ですか?」

「あぁ、ほら。」

「あっ!!んっ……!」

存在を教えるように腰を回して教えてやる。

「な、全部入った。頑張ったな太陽…」

「んぅ…。朔センパ…」

「ん?なんだ?」

「朔先輩、大好き…」

……くそ。このバカ。

「お前のせいだからな…」

ゆっくりしようと思ってたのに。んな可愛く煽られて我慢出来るかっ。

「きゃぅ!やっ…んっぁ!まっ、て…!」

「待てるか、くそっ!!」

一旦引き抜いて一気に突き立てる。太陽の体が逃げないように抱きしめて本能のままに腰を打ち付けた。耳元で聴こえる甘い声にさらに煽られて、理性が崩れさる。

俺がお前に夢中だって気付いてんのか?

初めはめんどくさい奴だと思ってたけど。本当はずっと好きだったのかもしれない。

いつもは子犬みたいにあどけない表情が今は淫らな娼婦のようで。そんな顔をさせてるのが俺だと思うとたまらない気持ちになる。

「アッん、あっ…朔センパ、い!!はげし…っ!」

「さくや。」

「んっん、あっ、やぁ……」

「朔夜って呼んで。」

「んっ、さくや!さくやぁ…!」

「あぁ、太陽…好きだぜ…」

片手で太陽自身を扱いてやる。そこはトロトロになっていて、数回扱いただけで欲望を吐き出した。

「あっん!やぁっ、あぁっ…さくやぁ!」

「くっ…!」

痛いほど締め付けられ、耐えきれず俺も太陽の中に欲望を吐き出した。

「ぁっ…ん……」

「はぁ……」

荒い息をついて太陽の上に覆い被さって小さな頭を抱きしめた。

好きなやつとするとこんなに気持ち良いだなんて知らなかった。

「朔夜…」

「太陽…」

互いに名前を呼んで、キスをする。スルっと舌を差し込むと太陽は積極的に舌を絡めてきた。

拙い動きが太陽らしくて、負けじと激しく舌を動かしてやった。

「はぁ…ん…さくやぁ…」

もっと、と強請るように太陽は顎を突き出してきた。赤く色付いた唇を再び貪りながら、また熱くなる体を止めれず俺は腰を動かした。

「やぁ…んっ!」

甘い体を楽しみながら、何度も太陽の中に欲望を注ぎ込んだ。











「悪ぃ、太陽。動けるか?」

「い、ぅっ…。ちょっと無理みたいです…」

すっかり汗を流した太陽は綺麗にしたベッドの上に寝そべっている。

ヤりすぎたか…。

「仕方がねぇ。お前泊まってけ」

「え、良いんですか?」

「動けないんだろ。親に連絡しとけ。なんか食いもん持ってきてやるから。」

「はい!ありがとうございます!」

携帯を渡し、キッチンに向かった。

冷蔵庫を物色しながら俺は唸った。あんな太陽を目前にして手を出さないでいられるか。

俺のTシャツを着た太陽はサイズが合わないせいで鎖骨が丸見え。キスマークもばっちり見える。

けだるげな仕草も煽られているように感じて仕方がない。

「めんどくせー」

けど、今までにない幸福感に俺は冷蔵庫を閉めて太陽の為にご飯を作り出した。


**END**



133333を踏んで下さったゆーみ様に捧げます!!
続編と言うことでキスマークの謎と初えちを。
朔夜がかなり甘々な人になってしまいましたが彼はこんな感じです。
こんなモノですがゆーみ様に捧げます!!返品可ですので遠慮なくおっしゃって下さい*´∨`
133333ありがとうございました♪




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